みなさんこんにちは。三浦です。お元気ですか? 服、買ってますか?
僕は毎度相変わらず元気です。服、買ってます。今月は17着の洋服を。とんでもないですね。購入品紹介ブログ、今月もまいります。ちなみに先月の分は、こちら。パワフル購買、その紹介、始めてまいりましょう。
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1. 90s Keehn Scenes, Inc. UNIVERSAL STUDIOS “HOLLYWOODNIGHTS” T-Shirt
これは、だいぶヤバいです。出張で仙台へ行ってきたのですが、その高ぶるテンションに任せて購入しました。ユニバーサルスタジオハリウッドのお土産Tシャツ。1990年代製。このTシャツの何に心を奪われたか、レジまで半自動的に歩を進めさせられてしまったか。それは「シルバー箔のプリント」でございます。
なんかもう、ギラッギラなんですよね。その一点にバッチリやられてしまい、購入しました。ネイビーのボディにシルバーのロボット。めちゃくちゃ良いですねぇ。右肩の辺りには結構強気なフェード(日焼け)がかかっていて、それもなんとなく素敵な雰囲気です。無機的なロボットと、有機的な日焼け。その対比。何を言ってんだか伝わりますでしょうか。伝わらなかった方、大丈夫です。僕も自分で言ってて何を言いたいんだか半分以上わかっておりません。恋や一目惚れっていうのはそういうもんだろう。
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2. 80s Hanes Fifty-Fifty “Willamettans” T-Shirt
機嫌が良さそうな太陽。なんとなくスケベそうな表情だなぁと思いつつ、下部の “Willamettans” を調べてみました。“Family Nudist Club(ヌードクラブ、全裸クラブ)” と出てきた。全てガッテンです。この太陽、本当にエッチだったんだ。
全裸クラブの服。そのアンビバレンスにガツンと当てられました。全裸クラブなのに、Tシャツ作るんだね。おもしろい。そもそも僕たち、なんで服を着ているんだっけ。なにゆえ衣服を身につけ、なにゆえ飯を食らい、なにゆえ当たり前の顔で住んでるんだっけ。なにゆえ害でもない虫のさまざまを忌み嫌い、彼らを殺してまで図太く生きるんだっけ。そういうことを思いました。たっくさん着ております。
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3. 90s? FRUIT OF THE LOOM Plain T-Shirt(Heather Gray)
なんだかんだ、こういうのが一番着るんですよねぇ。無地のグレー。たぶんだけど、これ、レディースのTシャツだと思います。胴の部分が若干シェイプされてる。袖も着丈も結構短い。なのに、
Lサイズ表記。おそらくレディースアイテム。よ〜く見ると胸にポケットが取り付けられており、そこにはタバコとライターをぶち込んで、合わせたブラックデニムの尻ポケットに500円玉ねじ込んで、その辺の喫茶店でコーヒーブレイクです。そういうもんです。暮らしの服です。好き。タグに書かれた“2% OTHER FIBERS” も好き。もうちょっと詳しく書いてほしい。
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4. 80s? Crazy T-Shirt
とんでもなく変な服。首のリブは水色、ボディは黒色、両袖は白色。ぜんぜんわからない。身頃(ブラック部分)と袖(ホワイト部分)の素材が違うもの(のはず)になっているのも、謎。袖パーツの色を変えれば成立していたのか、それとも、首のリブを違う色にしていれば成立していたのか。そもそも「成立」とはなんぞ??
裾をロックミシンでかがり縫い、これは「成立」なのか? とっても気に入った。問いを与えてくれたTシャツ。めちゃくちゃ着づらいTシャツ。金髪にしていなかったら、多分、着られなかったと思う。Tシャツの個性に自分が負けるので。@拓郎 さんに感謝。
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5. SEIZE THE DAY × SURPASS HOT DOGG “DRINK OR DIE” T-Shirt
仙台出張の時に、高ぶったテンションのまま、たまたま入ったホットドッグ屋さんで買った。胸には “DRINK OR DIE” のメッセージ。禁酒期間に買ったの、皮肉で面白い。僕はDIEしているんだろうかねぇ。まだまだしぶとく「ウーロン茶ください!」って、いっつも言ってるよ。居酒屋で。最近は裏技を覚えた。割り物のウーロン茶(紙パック)を注文すれば、だいぶ安上がりになるわ。みみっちい技だけども。Tシャツの話に戻りましょう。
背中にはホットドッグ屋さんの屋号『SURPASS HOT DOGG』とある。こうした、いわゆる「マーチャンダイズTシャツ(お店のお土産として位置されるTシャツ)」を買うことのメリットは、「これ着て悪いことできないなぁ」と感じられる点です。お店の名前背負って、悪いことできないよね。「応援」の意味で買うこともあるけど、ほとんど「自分に課す制約」としての意味で買うばっかりだなぁと気づいた。悪いことできないっす、ホント。
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6. 90s RIVERTOWN TRADING CO. T-Shirt
「このTシャツを着ている奴と友達になりたいな〜」と思ったから、買った。こんなTシャツ着てる奴で、悪い人間なんかほぼいないでしょ。背中から機関車が走り抜けていくデザイン。極悪人はきっと、こんなTシャツ買わないよ。買うのかな? 全然わかんないけど、なんとなく、これは「いいヤツっぽいTシャツ」だと思う。買ったものの、全然着られていない。俺はまだまだいいヤツになり切れない。
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7. Eddie Bauer Plaid S/S Shirt
ポコポコ浮いてるチェック柄、その生地感と手ざわりが面白くて購入。おそらく2000年代に入ってから作られたような、近年モノだと思う。裏地のメッシュ使いとか。首元のブランドタグとかを見ても、間違いなく近年に作られた服だろうなぁと。
波立つ海みたいだ。それが面白かった。オンブレチェックの意匠もカッコいいけど、それ以前に、生地が波のように浮き立っているのが好みだった。秋はサーマルシャツを内側に噛ませて、90'sのスケーターみたいに野暮ったく着てみるのも面白そう。半袖シャツを「夏アイテム」と決め切るのはあんまり好みじゃない。
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8. 1995’s Panachute Press, Inc. “Design of Insects” Swim Shorts
どう身につけたらいいのかわからない服を手にした時、もっとも興奮する。クモやらカナブンやらがたくさんプリントされた総柄ショーツ。どのようにして着たらいいのか全然わからない。マジで一切わからん。
手に取るたびに「どうすんの?」と自問する。答えは返ってこない。カナブンさんに聞いてみたい。いや、ホントどうすんの? 取り急ぎ、物騒な寝巻きになった。
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9. Paso jewelry “p12”
海に浮かぶ泡、蟷螂の卵、目耳の湾曲、なだらかに流れる木目、小石のランダムネス。そういった物々が思い浮かんできた。右手小指にぴったりな、6号のピンキーリング。
実に有機的なプロポーション。歪な形がユニークです。昔からここにあったかのように錯覚するほど気に入ってる。それにしても、自分の右手が「働く人の手」になったなぁと、うれしかった。お父さんが生きてりゃ、自慢したかったな〜。合掌。
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10. 70s Hanes V Neck T-Shirt
すっとぼけた感じで可愛い。1970年代製のVネックTシャツ。申し訳程度のトリコロールカラーが小気味よく、それ以外にデザインが施されていない「潔さ」みたいなものを感じる。こういうテンションの服を探していた。なんかもう、なんだ、あらゆる全ての服とマッチするはず。なんも考えたくない。なんも考えない方がいい。
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11. 80-90s? SCREEN STARS “The FUN COMPANY” STAFF T-Shirt
胸元に “The FUN COMPANY STAFF” と書かれているだけのTシャツ。スタッフTシャツなんだろうな。『The FUN COMPANY(おもしろ会社)』の。「おもしろ会社」とは勝手に訳した名前。全然知らない。めちゃくちゃ入社したい。ハロウィンパーティーでは必ず決まって丸裸になり、「赤ちゃんのコスプレです」って言いたい。中途入社でカマしまくりたい。
ボディは、ものすごく褪色した黄色。iPhoneの設定によるものか、上手に色を表現できなかった。コットン50%ポリエステル50%のボディを使っている点、なめらかかつ柔らかで、最高。もう服のことはいい。『The FUN COMPANY(おもしろ会社)』に、とにかく入社したい。どこの何の会社なのかも知らない。知ったら最後だよ。
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12. 80s Hanes BEEFY-T (Not) Henri Matisse Painting T-Shirt
マティスの絵、まるパクりTシャツ。破茶滅茶に愛おしい。これは誰がなんと言おうと「アンリ・マティス」だろう、って。
Mary Hillの、
Elsaさんよ。丁寧にアイロンシールで名前まで貼り付けちゃって。最高だね。友達になりたかった。酒飲みながら「これ絶対パクりだよね???」って聞いてみたかった。アートTシャツが流行って久しいけれど、これはその「最端」みたいな位置付けだろうな。ファンアート(?)のハンドペイント。いっそ気持ち良いほどのパクり。最高だ〜。
ちなみにバックプリントは、こんな感じ。センスが良すぎる。
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13. 80s SILHOUETTE by Alain DEVELOPMENT Cotton Shirt with Designed Pocket
謎のデザインポケットが胸に取り付けられた、コットン製シャツ。店員さんから『デザインのためのデザインですねぇ』と言ってもらい、その言葉の小気味良さに惚れ、購入。「言葉の魅力で服を買うのって、本当にあるんだなぁ」と感心した。袖は八分くらいの丈。暑い日に着る長袖シャツでございます。いいねぇ。まだ全然着ていない。
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14. 休憩
疲れた!!!!!!!! タバコ吸って寝る!!!!!(2024.8.30 AM1:49現在)
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15. BRENT Flight Jacket
秋の装いについてぼんやり考えていたところ、とっても素敵なミリタリーのフライトジャケットに出会った。「B-9」と呼ばれるジャケットをサンプリングしているんだと思う。話によると、1960年代製とのこと。白のボアが可愛らしくて良い感じ。金髪によく合う。
後付け(ジップで取り外し可能)のフードも付属してる。各ジップを見たところ、およそ1950-60年代に使われているようなものが取り付けられていた。しかも、それぞれ違うブランドのもの。それも面白いよなぁ。全部一緒じゃないんだ、っていう。とにかく気に入った。5,000円は安すぎるって。さすがに。
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16. 70s BIG MAC Heavy Flannel Shirt
柄のシャツが好きだ。それも、1950-70年代頃のものが特に好き。オープンカラーであれば尚良い。こちらはヘビーフランネルの生地を使った、ガシガシゴワゴワの一着。1970年代製。襟が少々大きめになっているのが特徴。
糸の色がたくさん使われていて、それもすっごく良い感じ。グレー・ホワイト・ブラックをベースに、レッドやブルー、イエローも使われてる。静かにうるさいシャツ。「俺みたいだな」と思った。夏によく着ていた、しおれたイエローのTシャツを内側に合わせたら、金髪と相まってかなり似合っていた。たぶん来年も引き続き金髪でいると思う。
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17. 80s Hanes BEEFY-T “India Joze in Santa Cruz CALAMARI FESTIVAL” T-Shirt
侍みたいなイカがプリントされたTシャツ。サンタクルーズ地方にあったらしいレストラン『India Joze』による一着。買った当初は、スケートブランドの『SANTA CRUZ』だと思っていたんだけど、どうやら違うらしい。
下部に記載されている『CALAMARI FESTIVAL』とは、レストラン『India Joze』が開催していた料理イベントのことらしい。カラマリフェスティバルのネーミング、とっても好き。かなりイカしてる(絶対に言いたかった)。ちなみに『CALAMARI(カラマリ)』とは、こんがらがった思考のことではなく、イカフライの別名なのだそう。へ〜。
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以上です。今月も、バッチリ楽しい購買ができました。Tシャツが多いねぇ。「秋の装いについてぼんやり考えていた」なんて書いたけれど、気分はずっと夏のままなんだろうな。半袖Tシャツ一枚で出かけられること、それは大変ありがたくうれしいもんです。
以上、今月の『狂乱的(?)服道楽』は終いです。来月も楽しい服を買って、愉快に暮らしていきたい。取り急ぎ仕事をたくさん頑張り、好きな服を着まくって、好きなものを食べて、好きな友達とともに遊んでいられたらいいなぁと思います。ナイスな秋にしましょう。俺たちはそれぞれ、なるべくずっとナイスでいましょう。
2024/08/30 13:47