一般的な答えは以下の3つだと思います。

1.自分の役割を見つけること。

2.コミュニティに対して自分からギブすること。

3.その上で、何の見返りを求めないこと。

そうすると、あなたの「居場所」が必ず見つかりますから。

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この一般的な答えは、僕も真理だと思っています。

うまくいっているコミュニティやオンラインサロンは、必ずメンバーひとりひとりがこれらを意識している。

ただ、それでもうまくいかないサロンがあるのも事実です。

その原因の一つは、サロンオーナーがこれらを提唱しすぎてしまうことに原因があるのだと思います。

サロンオーナーがこれらを声高に叫びすぎると、ギブすることが義務となってしまい、やりがい搾取などにもつながってしまう…。

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だからこそ、むしろサロンオーナーはこの真理を踏まえたうえで、「それは決して当たり前なことなんかではない」と言い続けることが大切なのかなと思います。

具体的には、誰かがギブしてくれたら「ありがとう、助かったよ。」とお互いに言い続けられる関係性を構築することが、何よりも大事なことなのかなと。

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これは「家庭」に置き換えてみるとわかりやすいと思います。

家庭も、見返りを求め合わない関係性の方が必ずうまくいきます。

だからといって、昭和の典型的な家族像のように、お母さんの献身的な内助の功を、みんなが当たり前のように享受しちゃいけない。

それは決して当たり前なことではないのですから。

本来はとっても有難いことなんです。

家族は、お父さんであっても子供であっても、そのお母さんの内助の功に対して、あの手この手を使いながら感謝を伝えていく必要があった。

それによってお母さんも貢献感を感じることができて、本当の意味で「ここが自分の居場所である」と思えるようになるわけだから。

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でも、テレビなどマスメディアの影響によって、家族の形が定形化してしまい、お互いに役割を演じすぎてしまって、相手への思いやりを自分の頭で考えなくなってしまった。

それが昭和の家族像が崩壊したひとつの原因だと僕は思います。

コミュニティにおいても全く同じことで、最後にもう一度繰り返すと、

1.自分の役割を見つけること。

2.コミュニティに対して自分からギブすること。

3.その上で、何の見返りも求めないこと。

これが自分の「居場所」をみつけるための一番の秘訣だからこそ、これを当たり前にしないサロンの雰囲気をつくっていくことが何よりも重要だと思っています。

今日のお話がこのサロンメンバーのみなさんにも、その本意がしっかりと伝わっていれば幸いです。