最近、名刺を持つのをやめました。

PCを持たなくなって、手ぶら生活を実践する中で、自分の持ち物を見直してみたんです。

そうすると「名刺って本当に必要なのかな…?」と思い始めるようになり、結論は「不要である」と感じたので、名刺を持つのはやめました。

今日はその理由を少しだけ書いてみようと思います。

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一般的に名刺を持つ理由は、大きく分けて2つあると思います。

1点目は、ビジネスマナーがなってない。相手に対して失礼である。

2点目は、機会損失をしてしまう。自分のチャンスを逃すのがもったいない。

もしかしたら、名刺があることによって新しい機会が舞い込んでくるかもしれないのに、名刺を持たないことによって、その機会を逃してしまうかもしれないというものです。

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まず1点目の「相手に対して失礼だ」ということについて。

これを現代において、名刺を持たないことが失礼だと判断する人とは、そもそも最初から一緒に仕事をしないほうが良いと思っています。

その場限りの出会いで終わったほうがいい。

具体的には、メールや電話を中心にコミュニケーションを取ろうと考えているひと。

今や、SNSのDMや会社のお問い合わせフォームなど、名刺がなくても本人と連絡を取る方法は山ほどあります。

その選択肢を選べないひとたちとは、最初から一緒に仕事をしない方がいい。

これは、僕のわがままのように聞こえてしまうかもしれませんが、相手を不幸にしないための選択です。

僕がその期待に応えられないことが最初から分かっているからこそ、そもそもお付き合いをスタートさせない。

「名刺を持っているから、電話してもいい人なのだと思った。名刺を持っているから、メールをしてもいい人なのだと思った。」

この先方の判断は、圧倒的に正しいです。

自分が率先して配っている名刺に、それらの連絡先を書いておきながら、その連絡手段でコンタクトを取ってきたひとに対して、誠意を持って対応しないことのほうが、よっぽど相手に対して失礼です。

だからこそ、出会いのタイミングで不一致をなくす。

「初対面で繕わないこと」が何よりも相手に対して失礼のない方法なのだろうなあと思ったのです。

参照1:‪「戦わずして勝つ」ために、自分の中にある好戦性を認めよう。 https://inkyodanshi21.com/blog/14891/ ‬

参照2:‪出会いで飾らないこと。 | Wasei Salon https://wasei.salon/blogs/124742fd82d5‬

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もう一点の「機会損失」について。

そもそも、僕はあまりつながりを増やしたいタイプではありません。

それよりも、今すでにお付き合いのある方々を、もっともっと大切にしていきたいと思っています。

彼らを全力で応援し、お手伝いをして、共に成長していきたい。

その結果として、自分たちの規模感も大きくしていきたい。

また、僕にとっての新しい出会いは、このブログや「灯台もと暮らし」を通じて、既にたくさん得られています。

Wasei Salonにも、ありがたいことに毎月新しいメンバーが入ってきてくれている。

その人たちとの時間を、もっともっと大切にしていきたいなあと思ったのです。

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以上の理由から、僕はもう名刺を持つのをやめました。


もちろん、職業や職場、働き方の違いから名刺を持ったほうがいい方もいると思います。


その上で、今日の僕のスタンスがいつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、何かしらの参考になったら幸いです。