「鳥井さんは同僚や、一緒に働いているひとに対してイライラしたりすることはないんですか?」

なぜかよく聞かれる質問です。

僕だって人間ですから、一緒に働いている相手に対してイライラしたり、不平不満を伝えたくなることもあります。

ただ、その感情を直接発露するにまで至ったことはほとんどありません。

なぜなら全ての問題は、相手や目の前の事象に原因があるわけでなく、距離感の問題だと思っているから。

今日はそんなお話を少しだけ。

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どれだけ嫌いな人間であっても、地球の裏側に暮らしていたら、ほとんど気にならなくなるはず。

逆に、どれだけ気が合う仲間であっても、四六時中毎日一緒にいたら、そりゃあ不平不満だって言いたくなりますよ。

ましてや、お互いに興味もない人間同士なのに、毎日同じ空間を共にしていたら、いじめだって起きても何の不思議でもありません。

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だからこそ、相手とちょうどいい距離感を保つことが、なによりも大切だと僕は思っています。

個人の意志や努力で解決しようとせず、ちゃんと仕組みで解決する。

どんな相手とだって、この世に存在する人間とは、必ずちょうど良い距離感というのが存在するはずですから。

参照:‪嫉妬しちゃいそうな相手と、愛を叫びやすい距離感のお話。 http://inkyodanshi21.com/blog/13192/ ‬

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…なのですが、残念ながら今の働き方って、この距離感を自分で調整できない仕組みが圧倒的に多いんですよね。

本当はこの距離感こそ、各自が自分の判断で自由に調整できるようになればいいのにも関わらず、です。

だから僕は、この「距離感の主導権」を、必ずお互いが握れるように、最善の注意を払っています。(受発注や、雇用関係の主従は関係なく。)

参照:‪人を集めるだけが編集じゃなくて、人を遠ざけることも編集。 http://inkyodanshi21.com/wasei/7988/ ‬

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もし、同僚や上司、一緒に働くメンバーに対してイライラしがちという方は、相手との距離感を自分の判断で調整できる職場を選んでみるといいのかもしれません。(「勤務時間」や「業務内容」よりも。)

これは、自分のこれまでの経験を通してみても本当に強く思います。

「それができないから困っているんだ…!」という方も、まず最優先課題事項を「距離感」に置いてみるのはどうでしょう?

一旦、人間関係が良好になると、他のこと(主に時間やお金にまつわる問題)も、自然と解決していくことが多いですから。

いつもこのブログを読んでくださってる方々にとって、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。