Wasei Salonのアドベントカレンダー企画として、「この1年の働くを振り返ろう」をテーマに日替わりでブログを書いています。

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皆さんそれぞれの考え方や一生懸命やってこられたことが綴られていて、毎日興味深く読ませてもらっています。

本日11日目を担当します、きなこくるみと申します。

稚拙な文章ですがお付き合いいただければ幸いです。



私の職業は「無職」です。

昨年軽い精神疾患(診断名は抑うつ状態)を理由に退職し、療養のために2019年は基本的に無職として過ごしていました。

そんな私がこの一年、どんなふうに「働いて」きたかを振り返ろうと思います。


そもそも無職が「働く」について語る権利があるのか?と不安がよぎりましたし、読んでいる方にも不思議に思われそうなので、「働く」という言葉を辞書で調べてみました。


【働く】 Weblio辞書より

① 肉体・知能などを使って仕事をする。一生懸命にする。

  「 - ・いたあとは飯がうまい」 「このプロジェクトの中心になって-・く」

② 職業・業務として特定の仕事をもつ。

  「 - ・きながら大学を卒業した」

(以下略)


他にもいくつかあったのですが、Wasei Salonで考えようとしている意味は上記の二つだと考えられます。

私は②の特定の仕事をもつという条件は当てはまりませんが、①の仕事をするという活動はしてきたと自負しています。


【仕事】 Weblio辞書より

① するべきこと。しなければならないこと。 「台所の-」 「 -が片付く」 「 -に取りかかる」
② 生計を立てるために従事する勤め。職業。 「お-は何ですか」 「 -を探している」

(以下略)


こちらにも他の意味がありましたが、「働く」で出てきた「仕事」という言葉の意味は上記の二つであると考えられます。

そしてこちらも私は②の職業は持っていませんが、①のするべきことは抱えている時期がありました。


併せると、私がしてきた「働く」は

「肉体・知能を使ってするべきことをする」

という解釈になります。

前置きが長くなりましたが、これを基準に今年の活動を振り返ろうと思います。




≪祖母宅時代≫


今年の春が終わるころまでは、地元の千葉で祖母と二人で暮らしていました。

祖母は基本的な家事の一切を担ってくれていて、自分の仕事だからと私にさせることはなく、私は自分の洗濯と自室の掃除、ごくまれの食器洗いをやるのみ。

完全に無職(もはやヒモ)でした。


そもそも私の精神疾患は「体力・気力の減退」が大きな症状です。

やらなきゃいけないと思っても体や頭が動かず、どうしても「できない」という状態になることがたびたびあります。

そのためやることが本当に最低限で、栄養と睡眠をしっかりとれる環境はとてもありがたかったです。

昨年の春からこのような療養生活をしていたため、ほんの少しずつですが快方に向かってきていました。



≪主婦時代≫


ヒモから社会復帰への一歩も兼ね、5月末にパートナーとの二人暮らしのため埼玉へ引っ越しました。

パートナーは一般的な会社員なので、婚姻関係ではないため正式な主婦の定義には入れないのですが「主婦を名乗れるかも…!」と思って若干浮かれていたのが実のところです。笑

一人暮らしの方などにとって家事は仕事以前に日常としてやらなければならないことですが、それまで祖母のヒモだった私にとって家事は新たな「仕事」でした。

仕事ができたことや人の役に立てることが嬉しく、最初は家事をせっせとやりました。

二人分の洗濯、食事の用意、買い物、お風呂の用意。

ただ掃除(お風呂以外)は苦手なのでパートナーが週末にやってくれていたと思います。

しかし同棲を始めて1,2か月経ったあたり、確か7月の途中くらいからだんだんと家事ができなくなっていきました。


きっかけはパートナーの7月の出張と8月のお盆休みでいない間に帰省し、祖母宅で過ごして家事の習慣が途切れてしまったことでしょうか。

だんだんとやれる家事が減っていきました。

大学時代に一人暮らしを始めて最初はせっせと自炊していたのが、夏休みに帰省して戻ったら全くやらなくなってしまったことがあったので、それと同じ要因かもしれません。

何よりもちろん一番は、精神疾患による気力の波に揺さぶられるせいだとも思います。

ただ今回は私の家事をあてにしているようなパートナーの態度にも腹が据えかねていて、ある日それをパートナーにぶちまけることとなりました。

ついには全く何もできない日も増えていきました。


私たちの生活費はパートナーがかなり多く出してくれています。

そのため私が家事の多くを担うことは何ら不公平ではないし、お金を出せない分そのくらいやらなければと思って始めたことでした。

それなのにこうなってしまったのは、人のために頑張るのが向いてないのか、感謝されないと頑張れないのか。

私を当たり前に世話してくれた祖母を見てきたから余計にそう感じました。

大切な人のためにすら働けないなんてとても自己中なのかもしれない、という思いは今でも拭えません。



≪曖昧な時代(現在)≫

現在、私をあてにしないでほしいと伝えたパートナーは申し訳ないと言い、私ができなかった家事をやってくれるようになりました。

私は祖母宅にいたときと同じく最低限自分のことだけはやり、気力のあるときは料理やお風呂掃除、パートナーの洗濯物をたたんだりしています。

たまに家事をやると感謝されるし、勤めの合間に家事をやるパートナーに対し私も感謝を持てるので、このゆるっとした分業制が私にはちょうどいい働き方なんだろうと考えています。


そんな暮らしをしていた中でこの12月に、業務としての意味での「働く」予定が二件も舞い込んできました。


一つは神マッハバイトというもの。

https://kamimach.j-sen.jp/

アルバイトが決まった人に対して「おめでとうございます!」と言って一万円を渡すという1分で終わる業務で、普通にお勤めした場合の日給くらいのお給料をいただきました。びっくりです。


そしてもう一つ、12/21にエデン神田での一日店長をやります。

https://twitter.com/PcOihb/status/1200029570075783169?s=20

ここ一年くらいハーブティーにドはまりしていたのですが、初めて身内以外の方にハーブティーを振る舞える機会をいただきました!

ハーブティーの長所は体に良いことだと思っているので「からだにやさしいカフェ」というタイトルのイベントにし、栄養たっぷりで温かい食事も出そうと思っています。

Wasei Salonメンバーのまっきーさんとハマショーさんが一緒にやってくれることになったため、転職相談や芸能関係のお話もできるとのことです。

https://twitter.com/PcOihb/status/1202060013184806912?s=20

私の2019年大一番の「働く」機会となりそうで、今からドキドキしています。

12/21(土)の11:00-16:00、エデン神田でお待ちしています。

https://twitter.com/eden_kanda?s=20



≪おわりに≫


ちなみにですが2020年は、初っ端から職業訓練校に通うことが決まりました。

「働き方」も大きく変わる一年になりそうです。1年後に同じテーマでブログを書くならどうなるのかワクワクと少し不安を抱きつつ、まずは2019年をしっかり駆け抜けたいと思います!


最後まで読んでいただきありがとうございました。



明日のアドベントカレンダー担当は、前沢泰史さんです!