木津です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
所属しているオンラインサロン『waseisalon』の企画として、「この1年の働くを振り返ろう」というテーマで毎日サロンメンバーが1人ずつブログを公開しています。
waseisalon:https://wasei.salon/about
12月19日の今日は、僕が担当させてもらう日です。
では、参ります。
▼今年の僕の働く。
まず、そもそも僕がどんな働き方(活動)をしているのかについて、少しお話しておきますね。
僕は2018年の6月から今に至るまでのおよそ1年半、『居候男子』という肩書きで活動をしています。
『居候男子』は何をしているかというと、全国各地のシェアハウスやゲストハウス等に家賃無料で滞在させてもらいながら、その地域で仕事をしたり、そこでの暮らしをSNSで発信したり、そこで考えたことをブログに書き留めたりしています。
ブログ:https://ayumukizu.com/
2019年、今年1年で滞在した地域と仕事は、以下の通りです。
(地域/仕事)
■1月
東京/クラウドファンディング
■2月
北海道下川町/PR
■3月
北海道下川町/PR、富山県富山市
■4月
岩手県陸前高田市/漁師、岩手県遠野市/カフェ店員等
■5月
兵庫県香美町
■6月
千葉金谷/PR
■7月
沖縄県国頭村/PR
■8月
北海道札幌市、北海道函館市/ゲストハウス、青森県十和田市
■9月
石川県穴水町/ブログ講師
■10月
石川県穴水町/ブログ講師、福井県鯖江市
■11月
福井県鯖江市
■12月
和歌山県海南市/みかん農家
仕事によって家賃が無料になるだけのケースもあるし、家賃無料とは別にお給料をいただくケースもあります。
また、兵庫県の香美町に拠点を置くNPO法人と『関係人口契約』という契約を結んでおり、まちづくりに係るリモート社員のような仕事もしています。
関係人口契約:https://ayumukizu.com/kankei-jinko-agreement
あとは、エッセイを書く仕事をもらったり、イベントに登壇させてもらったり、企業から企画提案の依頼をいただいたりと、その時々、個別でいくつかやっている。
そしてそれらの仕事だけではお金が足りない時は、クラウドソーシングでWeb記事の企画構成業務(SEO記事の構成を作る仕事)をしたりもしています。
▼この1年の働くを振り返る。
さて、本題に移ります。この1年の働くを振り返る。
この1年の働くを振り返ってみると、正直かなりキツかったです。
約28年間生きてきて、多分今年が一番キツかった。
一口に「キツかった」といっても色々なキツさがあったけど、まず何よりも、シンプルにお金がなかったです。
特に前半6月頃まではシビアで、お金がなすぎて飯が食えないなんてザラにあったし、貧乏人御用達の治験のバイトもしたし、お金の不安に駆られて布団に入ってもなかなか寝付けないということもよくありました。
今思えば、「自分らしいお金の稼ぎ方」にこだわり過ぎて、1人で勝手に自滅していたなという感じ。
「流石にこれじゃあ心身共に持たねえ!」といって始めたのが前述のクラウドソーシングで、月々なんとか黒字が出せるようになったのとほぼ同時期に、今後に繋がる面白い話もちょこちょこ頂けるようになりました。
だから今は、心身共にとても安定・充実しています。
この1年を総括すると、「なんとかなっていなかったことを、なんとかした1年」と言っていいんじゃないかなと思っています。
▼「働くこと」の意訳。
ただ、今年はキツかっただけに、学んだことも本当にたくさんありました。
特に自分の中で意識が変わったなと思うのは、「働くこと」と「提案すること」について。
どちらも書くと長くなってしまうので、ここでは「働くこと」について少し書きます。
はじめに書いた通り、この1年は様々な仕事をしてきた訳だけど、ある時期から僕は、「働くってどれも基本は同じだな」と感じるようになりました。
どの仕事でも大切だったのは、「前後の工程を想像し、それらがよりスムーズになるように、今目の前の工程に100%集中すること」。
このスタンスを持って働くと、どの職場においてもそれなりに重宝してもらえたように思います。
それからもう少し時間が経って、一次産業の現場での仕事や、自分で仕事をつくる経験なんかもしていたら、「自分が本当に想像するべきは、前後の工程だけに留まらない」ということもわかりました。
前後の工程の、その先。そしてさらに、その先の先。
仕事の始まりから終わりまでを想像して、全体がよりスムーズに流れるように、自分の担当する一部分に100%集中すること。
抽象的な話になってしまっていますが、この辺りが、この1年で得たもっとも大きな気づきです。
以前読んだ、文筆家・松浦弥太郎さんの書籍の中で、「働くということは、社会の愛情不足を見つけ、そこに愛情を注ぐことである」という旨のことを書いていたんだけど、これは本当にその通りだなあと思っていて。
働くということは、愛情不足に愛情を注ぐ動線を作るということだと思います。
0→1の仕事が、動線のスタートとゴールを設計することだとするならば、1→100の仕事は、愛情がよりスムーズに動線を流れるように手入れしてやることだと思う。
そう考えると、両者やってることは違えども、根底で意識すべきことはそう変わりがないはずです。
「愛情の動線」の始まりから終わりまでを想像して、全体が滞りなく流れるように、自分の担当する一部分に100%集中すること。
これが、今時点の僕にできる最高精度の、「働くこと」の意訳です。
▼来年の僕の働く。
さて、最後に1つご報告です。
1年半続けた『居候男子』の活動ですが、今のように各地に1ヶ月ずつ滞在するような生活は、今年いっぱいで終わりにしようと思っています。
来年からは、自分にとって新しい挑戦をする。
実はちょうど1年前、2018年の年末にも、『居候男子』の活動を継続するか否かとても迷っていました。
ただその時は、今のように色んなことが安定・充実していなくて、どちらかというと「今の状況を打破したい」という気持ちが強かった。
だからこそ、「まだ辞めるタイミングではないな」と思っていました。
関連:http://inkyodanshi21.com/blog/6692/
でも今は、今の状況にそれなりに満足していて、これからやりたいこともなんとなく見えており、そこに向けての筋書きもない訳ではありません。
だからこそ、今このタイミングが、自分のあり方を見直してみる1つの節目かなと思ったんです。
参考:https://ayumukizu.com/20180406-2
来年からも、どうぞよろしくお願い致します。
▼終わりに
以上です。
本文中で触れた、この1年で学んだもう1つのこと、「提案すること」については、来週月曜の夜に公開予定の僕の個人ブログで書こうと思っているので、もし良かったらこちらも合わせて読んでみてください。
ブログ:https://ayumukizu.com/
今日はちょうどwaseisalonの忘年会が行われるのですが、サロン内では「これからの働くを考えよう」というテーマで様々な企画が立ち上がっているので、是非下記のアバウトページもチェックしてみてください。
waseisalon:https://wasei.salon/about
明日12月20日のブログは、waseisalonコミュニティマネージャーの長田さんの担当です。
お楽しみに!