WaseiSalonで実施しているアドベントカレンダー企画。

「この1年の働くを振り返ろう」をテーマに、WaseiSalonメンバーで書いています。20日は長田が担当です。この1年間の振り返り、お付き合いください。

https://adventar.org/calendars/4693


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僕がこの2019年の働くを振り返った時、なにより嬉しかったなと思えることは、「いつか一緒に働きたい」と思った方々と、何かしら一緒に仕事ができていること。それも対等な立場で価値を作っていることが、振り返っていて一番嬉しかったことだった。


僕は今の仕事をしていて、世界がどんどん広がっている。

新しい出会いもたくさんあるし

新しいことにも挑戦できている。


人によっては「仕事」は生きるための手段と捉えているかもしれない。でも、僕にとっては働くことでしか出会えない人たちがいて、働くことで築ける関係性があると思っていて、生きるための手段で終わらない価値をそこに感じている。


働くことで、人は自己表現ができる。

ただただのんびり生きているだけでは、長田という人間らしさを伝えることもできなければ、自分で認識することもできない。仕事があることで、それを認識することができる。それは他者との交流が欠かせないから。


その交流から、人は関係性を築いていくことができる。

はじめは、反強制的なコミュニケーションだったとしても、健全なコミュニケーションをとっていれば自ずと関係性は生まれていく。


自分から積極的なコミュニケーションをとるのが苦手な僕にとって、仕事があることで楽になる部分がある。そう考えると、ある意味僕は仕事に生かされているようにも思う。コミュニケーションとしての手段が、働くということなのだから。


そういうこともあり、働く上で目の前の人とのコミュニケーションや関係性に目を向けるようになった。仕事をする上で大事なのは「専門的なスキル」だと昔の僕は考えていたけど、そうじゃないことに気がついた。「関係性を構築できるスキル」こそが働く上で一番大事なものなんじゃないかなと思う。


「コミュニティの仕事だからそう思うんでしょ」と言われてしまいそうだが、そうではない。いや、もしかしたら気付きやすくなるのかもしれないけど、間違いなくどんな仕事においても、そこに他者が介入する限り関係性は無視できない。


仕事に必要な専門的なスキルも、「関係性を築く上で信頼されるために必要なもの」に過ぎないのではないか。スキルがあることで成果を残せる。成果は信頼を得るために必要なこと。だから人はスキルを求める。


もし、僕がいつの日か会社を立ち上げる日が来るとしたら、本当に信頼できる人しか組織にいれないと思う。きっと会社のこともコミュニティ的な視点で捉えて、自分の居場所にもしたいと思うだろうから。それほど、僕のとって「働く」と「人間関係」は密なもの。


この1年はひたすらに、関係性を大事にしてきた1年だった。

来年もそれ以上に、お互いに楽しく向き合える関係を築いていきたい。

皆さん、この1年間ありがとうございました。