今朝、こんな連続ツイートをしてみました。

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さて、「純米大吟醸リストってなんだよ」と思うかもしれないですが、ざっくり僕が意訳すると、「本当にNFTの価値を理解しているひと、それを自らのデジタルアイデンティティとしてしっかりと表現できているひとたち」ということです。

今はこのように、空間(箱)を創ることよりも、そこに集う人々が本当の意味で信頼に値する良いコミュニティを創り出すことのほうが、圧倒的に急務になってきているなあと思います。

今日はその理由について、このブログの中で少し書いてみたいなあと思っています。

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この点、多くのひとは価値感が従来的なままで、便利で役に立つ「空間」さえつくれば、自然とそこに人々が集まってくる(移住してくる)と思っています。

きっと、高度経済成長期の「鉄道の開発事業」のようなものを念頭においているからだと思います。

でも、これからの世界は空間が無限大に広がっていく世の中になっていくのです。

それは、バーチャル空間も然り、宇宙空間も然り、です。

そして日本特有の問題で言えば、これからどんどん人口が減っていき、まさに「国破れて山河あり」という状態で、自然豊かに恵まれた空き地だけがドンドン増えていく過程にある。

人間が住むための空間なんて、文字通り有り余る時代に突入するわけですよね。(実際に現代人がそこに住めるかどうかは別ですが)

そのときに、従来的な価値感のまま、便利で役に立つ「空間」さえつくっていれば、あとは勝手に人が集まってくると信じ込むのは、ナンセンス極まりないなあと。時代錯誤も甚だしい。

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「とはいえ、関東近郊のエリアが、コロナ以降はニュータウン開発に力を入れていて、実際にそこに多くの人が集まっているじゃないか!」という批判があるかもしれません。

でも僕からすると、あのような事例は問題を先送りしているだけのように見えてしまいます。

みんなが若くて、希望に溢れているうちは良いかもしれないですが、10年経過し、20年経過したあと、少しずつその地にマンションを買った人々が老いてきたら、お互いの利害関係がまた反発し合って完全に今の日本の現状の二の舞となるでしょう。

今、移住促進をしている政治家や役場に務めている方たちというのは、とにかく人口さえ増えてくれれば自分は評価される立場にあるから、ほんとうの意味で、20年先のその地域のことなんて考えていない。

というか、そのときには大半の人々がもう退職しているわけですからね。

さらに、ピカピカのマンションやショッピングモールのような充実した施設が溢れ、その空間に若い家族が群がっている様子を眺めることができて、実際に住民たちからも非常に感謝されて「自分は良い施策を実行している」と悦に浸ることができてしまうのです。

ただ、そこに家を買ってしまったひとたちの数十年後の未来はきっと、暗澹たるものになるはずです。

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ゆえに、良いひとを集めて良いコミュニティをつくることのほうが再優先課題であり、本当に必要な事柄になってきたなあと僕は思います。

なぜなら、そのほうが圧倒的に話が早いからです。

価値感や知識レベルなど、様々な前提条件(コンテキスト)が共有されている状態にある人々を集めることのほうが急務。

いま国家や地域など、人々が集うコミュニティの健全な成長発展がなぜ妨げられているのかを考えれば、その「健全」と「成長発展」の定義がまったく噛み合っていないことに、問題があるはずですよね。

だからこそ、なかなか意思決定がうまくいかなくて、住民説明会ばかりを繰り返している。

逆に言えば、この部分さえ揃っていれば、どんどん加速度的に発展していく。いちいち主義主張が異なるひとたちを説得する必要もなくなるのですから。

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このように、フロンティアの本当の価値というのは、そのフロンティアに足を踏み入れようとするひとたちが似たような価値感や知識レベルを持ち合わせていること。

そして、そこに従来的な「しがらみ」が存在していないことです。

だからこそ、加速度的に成長発展していくことができる。ここに、本当の意味での「フロンティアスピリッツ」の重要性があると僕は思っています。

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「まずは便利で快適な空間をつくって人を集めよう!」というのは、たぶん百害あって一利なしです。

テイカー気質の「お客様」精神の人間がドンドンそこに集まってくるだけで、将来的には地獄絵図となるでしょう。

それよりも、多少不便であったとしても、そこに本当の意味でおもしろいひとたちが集まってくること。

言い換えると、ギバー気質の人たちが多く集い、ほんとうの意味で居心地の良い空間が少しずつ広がるようになってくれば、ひとは必ずその場に移住したくなる。

というか、その多少不便なこと自体が、逆にハードルとなり、環境を良くしている要因でもあると思うのですよね。

実際、辺境にある土地のほうがおもしろいひとたちが集まっているのもそれが理由だと感じます。

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そして、逆説的ですが、本当の意味で「様々な立場にいるひとたちを包含した多様性のある社会とは何か?」ということをド真剣に考えて、そこで出た答えの形を全員で目指すこともできるようになるでしょう。

未来のゲーテッドコミュニティというのは、きっと一切壁で囲われていない。物理的には偏在している状態になるはずです。

ただ、特定のNFTやSBTを保有している人々だけが参加できるコミュニティが、バーチャル上で網の目状に広がっているというような形になるのではないでしょうか。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。

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