「この1年の働くを振り返ろう」
12月14日のブログを担当します、えりんこです。
「振り返りをどんな風に纏めようかな。」と1週間くらいこねくり回していたのですが、昨日のたーふじさんを引き継ぐ形で、わたしも「愛するモノ」のお話からさせてください。
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2019年10月、スピッツは「見っけ」というアルバムをリリースしました。
https://open.spotify.com/album/3nJLoQE9KBv1Nq6SGOwyK2?si=pFwMMt07Qn2fe-CnZjbCTg
スピッツといえば「J-POP王道バンド」というイメージをお持ちの方も多いと思います。実はアルバム曲やカップリング曲では流行の音楽を取り入れて遊んだり、毎年夏のイベントでは他のアーティストのカバーソングを披露したりと、今でも音楽に対して研究熱心なバンドなんです。
今年は朝ドラの主題歌にも抜擢され、「アーティストとしてまた箔が付いたなぁ」と、ファンとして大きな喜びに満たされました。
そんな「J-POP王道バンド」ですが、
人生の半分ほどの時間をかけてスピッツを聴いてきた私からすると、ここ数年は「迷っている」印象がありました。
アルバムをリリースする度、本当は胸を張って「今回もすっごくいいアルバムだよ!!!!」って言いたいけれど、
「あれ、前のアルバムの方が良かったな?」
「ちょっと、冒険中なのかな?」
なんて気持ちになることも正直ありました。
30周年を超え、50歳を超え、
そして今年リリースされた「見っけ」。
陳腐な表現だけど、「スピッツらしさ」で溢れていました。
焼き回しではないし、しっかりと新しい音を奏でている。どの曲も、新しいスピッツの一面であることは間違いなかった。それでも、1曲目から最後まで、「めちゃくちゃスピッツだ!」。
アルバム1枚を通してのストーリー性、朝ドラ主題歌でも忖度しない姿勢、少年から大人へ成長してしまった楽曲があるかと思えば、ちゃっかり青く不器用さを残す楽曲。32年分の演奏技術が細部に詰め込まれた楽曲たち。
そして何より、すごく清々しい。
まるで「これがスピッツなんだぜ!」と自信を持って訴えかけてくるようでした。
勝手な解釈ではありますが、タイトルが物語るように、散々迷って、試して、きっと彼らなりの答えを「見っけ」たんだな。と思ったんです。
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導入がちょっと長くなってしまいました。
働くを振り返るはずなのに、このままではただの偏愛ブログになってしまう。
なぜこんな話をしたかと言いますと、
迷って、試して、見っけたスピッツが、
私の1年とリンクしたからです。
2018年は迷いの年でした。
情報過多な世界。選択肢は贅沢なほどにあるけれど、何を選んだらいいか分からない。メディアやインフルエンサーにお勧めされるものも、安易に信じられない。
仕事だってそう。
たくさんのテクニックやツールで溢れている情報収拾も簡単にできる。
ある程度のことは誰だってできる時代。
そんな今、私がクライアントのためにできることって何だろう。
ターゲットなんて言葉を使う仕事をしているけど、本当は誰もが他人。
「このサイトのユーザーは・・・」、なんて分かったように言っちゃってるけど、
すいません。私、そのターゲットの名前すら知らないんですよ。
そんな現代に疲れてしまって、何が正解か分からない日々がしばらく続いていました。じゃあ結局、私は何を根拠に選択や決断をすればいいんだろう?と。
自分のことを、全く理解していなかったのです。
2019年を迎える頃、家と会社の往復では何も変わらないと思い、少し外の世界へと飛び出してみることにしました。
本を読んだり、人に会ったり、めちゃくちゃSNSを見たり、異業種の友達と話したり、イベントに参加したり、頭の中をアウトプットしてみたり。
失敗したことや嫌いになったこともありました。でも、この「嫌い」や「苦手」を取り除いていくと、今度は「この人の考え方が好きだ」「この価値観が好きだ」というものが見えてきて、ちょっとずつ、お気に入りのものが手元に集まってきました。
「Wasei salon」への参加も、その1つです。
なかなか自分では具現化できなかった思いが、誰かの言葉によってカタチになっている。全く別のジャンルだけれど、とても共感できる。ありがいことに、今年はそう思えるモノやコト、人にたくさん出会えました。
「お気に入り」を集めることで、やっと自分の価値観が具現化し、今では悩んだり、選択すべき時に「立ち返る場所」となりました。
とは言っても、やっぱり他人は他人。そこには様々な意見がある。苦手や嫌いでもやらないといけないことがある。
だから、今だってすごく迷う。仕事で提案書を作るときも、明日はどの映画を見に行こうかなって考えるときも。正解は分からないし、後悔もする。
それでも「立ち返る場所」を見つけたおかげで、最低限自分の中では納得して選択・判断ができるようになった気がしています。
多分それぐらいでちょうどいい。
この場所をベースに、また迷って、試して、間違えて、見っけてを繰り返す。
迷うからこそ、これからも「見っけ」られるんだ。
そんな気づきを得られた2019年でした。
2020年も「見っけ」るために、大いに迷います!そして、誰かの迷いもちゃんと応援していきたいな。
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読んでいただきありがとうございました。皆様が何か素敵なものを「見っけ」られる、1日となりますように。
明日はゆあさっさ!さんです:D
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