「自分の名前で仕事をしたい!」

そう思って一念発起すると、何かに没頭し、マスターすることが大切だと思ってしまいがちです。

特にインターネット上だと、ブロガーやYouTuber、SNSのインフルエンサーなど、何から何までひとりでやっている(ように見える)ひとが目立つため、自分もそうならないといけないと思ってしまうのでしょう。

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でも、実際はひとりで完結する仕事なんて、実はかなり少ないんですよね。

大半の仕事は、チームを組んで初めて成立するものばかり。

だからこそ「自分の名前で仕事をしよう」と思ったら、「あのひとをチームに招き入れたい!」そうやって思い出してもらえるひとになることが、とっても重要になってくる。

特に固定のチームではなく、プロジェクトごとに新たにチームをつくり出すギグワーク的なお仕事の場合であれば、この要素が非常に重要になります。

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そのためには、「また会いたい!」と思ってもらえることです。

そして、その必勝法とは、いついかなる時だって相手に譲ることであり、相手に一番素敵な花を持たせることです。

そして、自分はカスのカスで満足すること。

そうやって、最大限に相手を尊重することさえできれば、大抵のひとは「また会いたい」と思ってくれるはずでしょう。

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「でも、そんなことをしてしまったら、自分が生活できなくなってしまうじゃないか…!」

そう思う方もいるかもしれません。

でも、そんなことは全くなくて、逆に「本当に自分が得意なコースに来た球だけバットを振れば良くなる」ことで、

たとえ外見的には質素倹約な生活になっていったとしても、心はドンドン豊かになっていきます。

嫌なことをしなくても良い生活というのは、心のストレスがドンドン減る一方、仕事は益々楽しくなってきて、常に上機嫌なひとになることができます。

このスパイラルに入ってしまえば、もう勝ったも同然。

「自分は自分だ」と心の底から理解できるようになり、何よりもまずは目の前の相手を喜ばせよう、この人に対して貢献しようと思えるようになっていくからです。

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また、生活のストレスというのは、自分の心持ちだったり、知恵や工夫次第でいくらでも楽しみに変わり得ますが、

一方で、心のストレスが楽しみになることはまずあり得ません。

それは、質素倹約を楽しそうに発信しているひとがいても、嫌な仕事や人間付き合いなどを楽しそうに発信しているひとがいないことが何よりの証拠です。

もし、そんな風に心のストレスを積極的に発信しているひとがいるとしたら、それはきっと「倍返しだ!」といった呪いぐらいでしょう。

参照:人間、毎日続けられるのは、愛と呪いだけ。 http://inkyodanshi21.com/lifestyle/8612/

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だからこそ、自分の名前で仕事をしたがったら、まずは生活よりも心を豊かにすることを心掛けよう。

そして、また会いたいひとになろう。

本来、自分の得意な仕事で相手に花を持たせることは、とっても楽しくて嬉しいことのはずですよ。

今日のお話が、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても何かしらの参考となったら幸いです。