どうしても僕らは、自分の中でモヤモヤしていることに対して、“モヤモヤした状態のまま”対処しようとしてしまう。
「なんだか不安だから、恐怖を感じるから、そのための施策としてコレをやろう!」と。
でもその不安や恐れの正体がわからないままだから、不安や恐れはより増幅してしまう。
本当にちゃんと対応できているのかもわからず、とにかく足すことばかりに躍起になってしまい、結果的に消耗してしまう…。
だから本当は、その不安や怖れの「見える化」にこそ価値があるのだと思うのです。
見える化できた時点で、問題の9割は解決できたようなもの。
あとは淡々と、その問題に対処していけばいいだけだから。
正体さえ正確に把握することができれば、ロジカルに問題解決していくことができる。
そうすると、焦りもせず、傲慢にもならず、自分自身を俯瞰してコントロールできている状態になる。
この状態になれているかどうかが、ものすごく重要だということです。
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問題の大小よりも、自分が問題と向き合うスタンスのほうが大切で、そのスタンスを獲得できれば問題はほぼ解決したようなもの。
つまり、問題の本質は「自己の内側」にあるわけです。
具体的には、「その正体を明るみにしようとしたくない」自分の心にある。
これまで直視したくないと避けてきた問題と向き合うわけだから、それを「見える化」することは、大きな痛みを伴う作業であることは間違いありません。
ただし、「問題解決の本質は、見える化だけにある」と心の底から理解することができたら、立ち向かう勇気も湧いてくるのではないでしょうか。
それがいつもこのブログで書いている「視座を変える」ということにもつながっていくのかもしれません。
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そんなことを、週末に行われた編集者・徳瑠里香さんのトークイベントと、『ノマド的節約術』・松本さんとのライブ配信対談を通じて考えました。
おふたりとも、問題の「見える化」をすることから始めて、その正体を明らかにした上で淡々と対処しているからこそ、今の安定感があるのだなと感じました。
今日のお話が、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、何かしらの参考になったら幸いです。
松本さんとの対談のアーカイブはこちら↓
https://www.facebook.com/motokurashi/videos/607788119746650/