「手持ちのカードを、
状況に合わせて組み合わせる。」

数年おきに住む場所がかわる
わたしのライフスタイルに合ったはたらき方は
これなんじゃないか？

これまでは転勤が多いパートナーに
どこか振り回されているような、
自分のキャリアに
投げやりになっているようなところがあった。

住む場所が変わるたびに途切れるキャリア。
わたしは一体何がしたいのか、
その度に強制的に向き合わされるのが
しんどかった。

この春には、大阪から京都へ引越し。

はじめての子連れ転勤ということで
わたしの仕事探しにくわえて
息子の保育園探しというミッションも追加。

（一般募集は去年の11月に終わっていて、転勤発表があった1月末には空きはわずかというピンチな状況）

転勤発表があった1月末。

保育園と仕事が決まらない
先の読めない不安で揺れた2月。

そして昨日、おうちの近くの第一希望のこども園に決まったとの連絡！！
（待機児童多い地域で、ミラクルおきました。開業していて、心からよかった…）


わたしの働き方に関しても、納得感のある選択ができたと思えています。

公務員、ボランティア、正社員、時短、パート、非常勤講師、フリーランス…
ありとあらゆる働き方を経験してきて、

アフリカ、日本
都会、地方
いろんな土地に住んでみて

やっと見つけたかもしれない
納得感をもちながら、
変化に対応するためのはたらき方。

今のわたしの現在地。


手持ちのカードを組み合わせて働く、とは。

お引越しに伴い、
革工房でのパートと内職は月末で契約終了。

そんなわたしの春からのはたらき方は、
①革作家 週3
②小学校英語講師 週1.5
③ライター 月2本

いつのまにか、
こんな不思議な働き方になりました。

手持ちのカードを、出したり、引っ込めたり、
たくさん並べてみたり、数を減らしたり。

雇われる仕事は、相手の都合もあるので
希望通りいかないこともあるけれど、
そんなときはフリーランスの仕事が補ってくれる。

フリーランスの仕事は（今のところ）収入不安定なので、雇われる仕事が補ってくれる。

住む場所や、こどもの年齢、家計の状況、自分や家族の健康状態に合わせて、
数年おきにカードの組み合わせを調整する。

ちなみに今回のカード（はたらき方）の選択で大切にしたのは、

・ものづくりの時間を確保すること
・子育てを楽しめるゆとりがあること
（2歳の男の子、かわいすぎる♡土日に溜まった家事と体力温存なんかしてられない。）

相変わらず、家計へ貢献度はパートナーの半分以下ですが、この1年弱は税金地獄だったので、
4月からはわたしも微力ながら家計応援できる予定。

自分も、家族も、どっちも大事。
こだわりと素直さのバランス。

はなれたり、くっついたり。

一度離れた教育の仕事に戻ることになった。
週に10時間だけ、小学校で英語の先生をします。

開業して、ものづくりの世界に移行したのに、
やっぱり覚悟が決まってなかったのか？
と一瞬がっかりしたけれど、
そんなにかたくなにならなくてもいいか、と。

100%ものづくりの世界に身を置いてみると、
運動不足、人と喋る時間が足りないなどの
満たされない部分もあることがわかった。

1回離れてみると、
遠くから見たときに
魅力的に思えたりするもの。

今回、また小学校で働こうと思った理由は3つ。

わたしが小学校の現場から離れていたこの3年で
一人一台端末、GIGAスクール構想など
教育業界は大きく変化している。
学びがありそう、レベルアップできそうと思ったこと。

（小学校の先生カードをこのあたりでメンテナンスしておかないと、自分の中で有効期限切れになりそうという小さな危機感もあった。）

次に「まち」という文脈。

Wasei Salonの企画やブログから
刺激を受けているのか、
転勤家族だからなのか、
子どもがいるからなのか、

どうやらわたしは、
「地域の人とつながりたい」
という気持ちが強いみたい。

おうちにこもって革仕事をしていると、
地域と繋がるチャンスはあまりない。

公立の学校は、先生も基本市内移動だし、
こどもたちも、まちのひと。

こんなに地域密着型の
その土地の文化が息づく職場はない。

職員室でのやりとりや
子どもたちとの会話が楽しみ。


3つ目は、お金のこと。

革仕事一本でやっていくにはまだまだの
駆け出し作家。

場所は違えど、小学校の英語の先生は一度がっつりやったことのある仕事。
肩の力を抜いてできる好きな仕事で
固定給があるのはやっぱりありがたい。

自分に合うはたらき方が見つかって      引っ越しが好きになれそう。

やっぱり転勤は揺れる。
でも、今回ははじめて上手く波にのれた。

「つくる人でありたい」
「家族との時間」
大切にしたいことがはっきりしたから。

決まれば、前に進むだけ。

引っ越しは、人生を加速させてくれる。

新鮮な目でまちを見るから
気づくこともあるし、
アンテナも立つ。

働き方だって、
同じところに
とどまれないとわかっているからこそ、
スキルを身に付け、
より自由に働くことに貪欲になれる。

・ ・ ・

この3年で大好きになった北摂。

センチメンタルな気持ちは
北摂の春の空に放り投げて

京都・宇治での暮らしも
存分に楽しみたい。

はやく「わたしのまち」と
思えるようになったらいいな🌸