昨夜、Wasei Salon内のオンラインイベントで教えてもらったこちらの記事。

https://logmi.jp/business/articles/323693

とても学ぶところが多かったです。

記事内で語られている視点がどれも新鮮で、本当にその通りだなあと思いました。

働く男性にとっては、多かれ少なかれ必ず「これは盲点だった」と反省するところがあるはず。一人でも多くの方に読んでみて欲しい内容です。

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ここに内在する問題のひとつは「制度設計」の問題です。

それは、国の法整備や、会社の制度設計で具体的に解決していけること。

でも、ここにはもうひとつ、重要な視点が隠れているなと感じました。

それが「罪悪感」の問題です。

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「働かせてもらえるだけでありがたい」
「時短で先に帰るのが申し訳ない」

これらの罪悪感は、キャリア面や給与面の改善だけで消滅するようなことではないと思います。

むしろ、本人が下駄を履かされたと思えば思うほど「返報性の法則」のように、相手に対して負い目を感じるのが人情だと思うのです。

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じゃあ、一体なぜその罪悪感が生まれてしまっているのか?を今一度考えてみたい。

まず明確なのは、これは認識側の問題であるということです。

https://twitter.com/hirofumi21/status/1352051764267139073?s=20

でも、どれだけ周囲が「罪悪感を感じる必要はないんだよ」と言葉で伝えてみたところで、本人がそのように認識してしまっている以上は、何の意味もない。

平等や公平の観点からの改善だけではなく、その周囲に存在する人々の、日々の何気ない声がけや所作を通して、解決していく必要がある問題なのだと思います。

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この点、恩着せがましくすることなんかは論外で、「サポートしてあげている、助けてあげている」そんな人助けのポジティブな気持ちから生まれる主従関係さえもつくらないことが非常に重要なのでしょう。

そうやって、本当の意味でこの罪悪感の芽を社会全体で排除していかない限りは、いつまで経ってもこの問題はなくならないのだと思います。

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つまり、国の政治家や会社の経営層だけでなく、働く人間全員で考えて、実行していく必要があるのだろうなあと。

そんなことを考える今日このごろ。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの考えるきっかけとなったら幸いです。