こんにちは。あつこです。


今日は、私がライフワークとしてこの3年間細々と続けている

革作家のお仕事についてお話をしたいと思います。


私が革細工をはじめたきっけは

アフリカ・エチオピアで暮らした2年間。


アート教育推進のボランティアとして

現地の公立小学校で活動しました。


大学卒業後、夢だった小学校の先生として

必死に駆け抜けた4年間から一変。


アフリカの穏やかに流れる時間の中で

世界最貧国と言われるエチオピアで味わった多幸感が

いまでも私の軸になっています。


どの国にもA面とB面があります。


貧困という影があるから

光がより明るく見えたのか


マイノリティという立場になって

同僚たちと関係を築き

子どもたちの笑顔にパワーをもらい

美しい景色を見て

心が動く体験をたくさんしました。


小さい頃から好きだった

ものづくりの楽しさを再発見させてくれた

エチオピアの子どもたちには感謝です。


作品ができたら、歌ったり踊ったり

嬉しい感情が爆発する子も。笑

教室はてんやわんやだったけれど

表現するって人間の本能だなと

改めて気づかせてくれました。


エチオピアから帰国後

あの心の動きを忘れないように

形にして表現しておきたいと思いました。


帰国時スーツケースのすきまに

詰めて帰ってきたエチオピアレザーをつかって

アクセサリー作りを始めました。


日本ではあまり知られていませんが

エチオピアではコーヒー産業にならんで

レザー産業も盛んです。


標高が高く涼しいエチオピアでは

質の良い薄くて強くてしなやかなシープレザーがとれることで有名です。


これが初めて作った

今でも大切にしている

アクセサリーのデザイン


作品にはアムハラ語の名前をつけています。


こちらは iyu እዩ

「みて」という意味です。


くるりんピアスからのぞく新しい世界


日本にいた時の20代の私は、今思うと帰宅後も週末もどこかクラスの子どもたちのことや授業のことが頭にあって、小学校の先生という責任感が私の毎日をカチカチにしてました。


エチオピアで新しい環境に身を置き

心がゆるみ

ぐんと広がった私の世界


身に付けてくれる人のくらしも

ちょっと見方を変えたり、小さな行動するだけで、

新しい世界が広って、よりよくなったら

その人らしく生きられたら


そんなことを考えながら作っています。


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エチオピアでの暮らしや、日々の感情や思考ををデザインのヒントにしてものづくりをしています。


3年間で少しずつデザインや作れるものも増えてきました。


最近はコーヒー時間を楽しむレザーアイテムも

作っています。



大量生産も在庫確保もほとんどせず、欲しいといってくださった方がいた時に、私のペースで作っています。


エチオピアから革を取り寄せていて、革の在庫も安定しないので、仕事としてどうなんだろうと思うのですが、いくべき人のところに届いているというか、このやり方で循環して続いているから不思議です。


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この度、ご縁があって、東京都台東区のエスノースギャラリーさんというお店でポップアップを開催中です。アクセサリー20点と革小物10点を大阪からお届けしています。期間は12月6日までです。


コロナの感染数も増えつつあるので心配ですが、

お近くの方いらっしゃったらぜひ覗いて

お手にとってご覧くださいね。


エスノースギャラリーHP

https://ethnorthgallery.com/

→イベントは終了しました。現在は店頭とオンラインショップで委託販売していただいています。


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Aster-ethiopian leather-

アステルエチオピアンレザー

という屋号でやってます。


これまで流れに身を任せて

じっくり大切に育ててきたアステル


これからどんなご縁が繋がって

どんな風に育っていくのか分かりませんが

シンプルに、私らしくつづけていきたいです。


インスタグラムに作ったものや出店したイベントの記録を残しています。

よかったら一緒に見守ってください。


Instagram

https://www.instagram.com/aster_ethiopianleather


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なかなかこんな話をする場がないので

革作家としての仕事を振り返るいい機会になりました。


長くなりましたが最後まで読んでいただき

ありがとうございました!