今の自分があるのは、完全にオーディオブックのおかげだと思っています。
もしオーディオブックがなかったら、きっと自分で起業することもなく、今もどこかの会社に勤めて、誰かの下で働いていたかもしれません。
特に20代前半の5年間は、ひたすらオーディオブックを聴き漁りました。
いま振り返ってみても、本当にかけがえのない時間だったなあと思います。
ということで今回は、社会人1年目の方におすすめしたいオーディオブックの使い方を、僕が実践していた方法をもとに、ご紹介したいと思います。
参照:新しい時代の生き方を発信しつづける、鳥井弘文さんのオーディオブック活用術 https://note.com/audiobook/n/nb85d724f487c
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社会人1〜2年目のころは、大抵の場合、重要な意思決定が必要となるような仕事は上から降ってきません。
それよりも、期日までに約束通り、指示された内容の成果物を仕上げることができるかどうかが一番重要になってきます。
それは以前、このブログにも書いたとおりです。
参照:若者へ。静かに約束し、静かに守り続けるということ。 http://inkyodanshi21.com/lifestyle/5157/
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でもそうすると、やる気だけは有り余っている状態だから、だんだんとモヤモヤしてくるんですよね…。
「こんな仕事をするために俺はこの会社に入ったわけではない…!」
「もっともっと重要な案件を任せられてもこなせるはずなのに!」と。
そんな血気盛んな意欲を相殺するために、僕は勤務時間中に、数多くのオーディオブックを聴いていました。
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オーディオブックに対してよくある批判の中に、「紙の本を読むのに比べて、一覧性が低いため、効率が悪い」というものがあります。
でも僕は、それは完全に的外れな批判だと思っています。
なぜなら、オーディオブックの最大の魅力は「ながら聴き」できることだからです。
普段全く使われずに空いている耳を活用して、実生活と並行して、もうひとつ「読書」というレイヤーをつくることができる。
それがオーディオブックの最大の魅力なんです。
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この点、単純に言ってしまえば、勤務中にオーディオブックを聴くことさえできれば、1日8時間、読書(学び)の時間を増やすことができます。
1日8時間以上オーディオブックを聴く時間を新たにつくり出すことができれば、「往復の通勤時間中に、紙の本で読書する」以上の効果が得られることは明白だと思います。
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「そうは言っても、勤務中にオーディオブックを聴くなんて、上司から許されないよ…!」という方もいるかもしれません。
僕が当時勤めていた会社も「社内で話しやすい雰囲気をつくるため」という理由で、イヤホンをつけながら仕事することは基本的に禁止されていました。
でも当時の僕は上司に直談判して、誰もやりたがらないような単調な雑務を自ら引き受けることを条件に、業務中にオーディオブックを聴いて作業する権利を勝ち取りました。(片耳のみイヤホンをする権利)
そうすることで、日々の業務と並行して、学ぶ時間を一気に倍増させることに成功したのです。
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この方法は、社会人1〜2年目ぐらいの新人のときが一番チャンスがある方法だと思います。
なぜなら上述したように、新人はオーディオブックを聴きながらでもこなせてしまうような仕事を任せられることが多いからです。
誰もやりたがらない単調な作業をサクサクとこなしつつ、実務経験を積み重ねながら、同時に上司の信頼もしっかりと勝ち取っていく。
そして、耳からは新たな知識を貪欲に学び続ける。
これが、今日のブログで新社会人の方にご紹介したかったオーディオブックの活用法です。
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「忙しくて、学ぶ時間がない!」という言葉は、本当によく耳にする言葉です。
しかし、学ぶ時間というのは、自分の力で作り出し、そして勝ち取るものだと僕は思います。
そのために「どれだけ実生活のなかで工夫できるか」が勝負の分かれ道となる。
いつもこのブログを読んでくださっている若い読者の方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。