僕らはどうしても、目の前にいるお客さんをとにかく満足させようと、なんでもかんでも請け負ってしまいがち。

でも「あれもできる、これもできる」って言わないほうがいいんだなあと最近は強く思います。

従来型の広告代理店のように、“お客さま”のためになんでもかんでも課題解決しようとしない。

得意なことだけに徹する。そして、あとはサボる。

サボって、そのかわり何をするかと言えば、本当に得意なひとを紹介するんです。

このときに肝心なことは「自分がお客さん(発注側)として、商品やサービスを選ぶなら、どこを選ぶのか?」を提案すること。

自分が相手から相談を受けているということは、少なくともその相手よりは詳しいはずなのだから、自分よりも得意なひとを紹介することができます。

「それだったら、○○さんに相談してみたほうがいいですよ」とか「○○会社のほうが上手いですよ」とか。

そのほうが結果的に、信用されるようになるんですよね。

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こうやって言われてみると当たり前なんだけど、なぜ、それができないのか?

「とにかく大きく!とにかく売上を…!」と常に拡大することが善となってしまっているからだと思います。

「もっともっと…!」と際限のない欲求が、得意でもないのを請け負わせてしまう原因になっている。

今ある仕事や売上だけでも、十分まわしていけるのにも関わらず、です。

そのためには、やっぱり「見える化」することが大切なんだろうなあと。

参照:モヤモヤを「見える化」することで、問題の9割は解決する。 | Wasei Salon

そうすることで、無闇矢鱈と拡大する方向性だけを求めなくなる。

今は困っていないんだから、信用を蓄積したほうがいいと思えるようになる。

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そうすると、信用がまた信用を呼び、

いわゆる競合他社とも敵ではなく同志の関係になっていき、

市場全体がゆっくりと拡大していくことで、最終的には自分たちのメリットとしても、ゆるやかに跳ね返ってくる。

それぐらい間接的に利益を享受しようとするだけでも、十分に見返りはあるはずなんですよね。

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このWasei Salonの例だと、

「灯台もと暮らし」に入ってきた案件でも、「だったら、dripがいいですよ!だったら、hyphen,がいいですよ!」と積極的に別のチームを紹介するようにしています。

また「写真なら、土田さんや河野さんがいいですよ」「デザインなら、やばこさんがいいですよ」という感じでドンドン得意なひとに仕事を振っている。

社内で完結させることができそうな案件であっても、無理やり社内で完結させようとはしなくなりました。

そうやって本当に得意なひとたちと出会い、お互いに仕事を振り合える関係性になるところも、サロンのいいところだなあと思います。

僕はこれからも、自分が絶対に得意だと思うところだけを全身全霊で取り組んで、苦手なところはドンドン本当に得意なひとたちに振りながら、サボっていこうと思います。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。