突然ですが、一般的なオンラインサロンでは、それぞれのメンバーが集って大きな円を作り出し、みんなが円の内側を向いているような感覚が非常に強いと思います。

具体的には、サロンメンバー同士でのつながりを強めることが主たる目的で、そのためにサロン内でメンバー限定のイベントなども盛んに行う。

リアル店舗を運営しているメンバーがいれば、積極的に現地に足を運び、お互いにお金を落とし合う。

それがこれからの時代における「商店街」的なあり方だと表現するひとも多いと思います。

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でもそうすると、やっぱりどうしても内輪ノリになっていってしまうと思うんですよね。

日本という社会が、長い歴史の中で、何度も何度も繰り返してきた、しがらみの強い「村社会」化へとつながってしまう…。

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とはいえ、その真逆とも思えるような「一身独立して、一国独立す」という考え方は、一見正しいようにも思えて、極めて実現可能性が低いようにも感じます。

特に現代のように、家族と社会のあいだにある「中間共同体(共助)」が希薄な時代においては、この理念を掲げて活動をしていると、ひとり荒野に投げ出されたような気持ちになってしまいます…。

ひとりひとりが独立した「点」として生き残っていくためには、あまりに辛く険しい道のりが待っている。

『ムーミン』に出てくるスナフキンのような、胆力が相当に強い人間だけが歩める道であるように思います。

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では、一体どうすればいいのでしょうか。

近年まで中間共同体の役割を担ってきた大企業がドンドンと形骸化しつつある現代において、とても大きな問題となります。

思うに僕は、新たな第三の道があると感じています。

それが、今日のタイトルにもあるように、価値観を共にする者同士で大きな円をつくり出しながらも、それぞれが円の内側ではなく、円の外側を向いているような感覚です。

このあり方が現代においては、とても理想的なのではないのかなと。

あくまで、それぞれのメンバーは日々異なる活動(仕事)に専念しつつ、その原動力や、心の支えとなるような安心感はコミュニティ内から得て、自らの背中でその安心感を直接肌で感じながら、着実に一歩ずつ円の外側へと前に踏み出していく勇気を得るというような。

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そうやって、それぞれが新しいことに日々チャレンジしていく中で、なにか辛いことや悲しいことが起こることもあるでしょう。

また、大きな壁や問いが目の前に現れて、誰かとともに深く考えてみたいときも出てくるはず。

そんな時にふらっと戻って来られる場所、それがこれからの時代に求められる中間共同体のあり方であり、オンラインサロンのようなコミュニティの存在意義なのかなと。

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「なかなかイベントに参加できなくてごめんなさい。でも、久しぶりにサロンを覗いてみたら、いつもと変わらない雰囲気で安心しました」という言葉を受け取るたびに、僕はいつもとっても嬉しく感じます。

そして、決して謝らないでください。

「便りがないのは良い便り」という言葉があるように、自分が本当チャレンジしたいことにチャレンジして、納得感を持ちながら前に進んでいる様子が僕らにとっての一番の喜びです。

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このWasei Salonが、帰ってくる場所でもあり、旅立つ場所でもある、そんな新たな中間共同体のあり方として、みなさんに役立つ場となっていってくれたら嬉しいです。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの考えるきっかけに繋がれば幸いです。