多くのひとが、したいしたいと思いながら、できないことのひとつが貯金だと思います。(貯金をした結果の自己投資も含む)

この点、本多静六は『私の財産告白』の中で「収入の25%を貯蓄しなさい」と語っています。


参照:‪本多静六のオーディオブックを聴き終えて。 | Wasei Salon https://wasei.salon/blogs/27e24231f648‬

最近マンガ化されて再び話題になっている『バビロンの大富豪』でも、毎月の収入の10%を貯蓄することを推奨しています。

この助言を聞いたとき、きっと誰もが考えることは、「そんなこと言われても、今の生活では25%どころか10%でさえ貯蓄なんかできないよ…!」ということ。

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でも、よくよく考えてみてください。

自分の給与から25%マイナスした金額が、手取り給与ひとも世の中にはたくさんいるわけですよね。

だったら、この日本という恵まれた国の中で、その金額内で生活できないわけがないんです。

ここが今日の話の肝で、ベンジャミン・フランクリンの『若き商人への手紙』という本の中に、

「本当の貧乏人1人に対して、贅沢のための貧乏人は100人いる。」

という話が出てきます。

まさに僕らは、自ら知らず知らずのうちにあげてしまった生活水準(贅沢)によって、貧乏になってしまっているわけです。

人は意識しなければ、必ずその枠(手取り給与額)まで必要な経費を広げたがる。

だからこそ、まずは先に10%〜25%の範囲で、天引きしてしまうこと。

そして、その残り金額の中でどうやって生活するか?そこに自分の頭を使ってみるわけです。

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更にこのお話は、「お金」だけに限らず「時間」にも当てはまると僕は思っています。

時間はお金よりももっともっと単純で、人間誰しもが一日24時間しかありません。

その24時間のうち、先に2〜3時間程度を、天引きしてしまう。

つまり「一日は21時間しかない」と思って生活してみるわけです。

そして、その天引きした時間を自分が本当にやりたかったことにあてるようにしてみる。

僕の場合は、午前中の時間は全て先に天引きしてしまい、絶対に他者との予定は入れません。

その時間をこのブログを書く時間にあてたり、自分が本当にやらなければいけない仕事を終える時間にあてたりしています。

「時間がないからできない」は、「時間を贅沢に使いすぎた結果、時間がなくてできない」と同義なんですよね。

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いまの季節、多くの人々が新年の抱負を定めて、「よし、やるぞ!」と気合を入れて習慣化しようと努力してしまいがち。

でも、何事においても、自分の意志力で解決しようとしてはいけません。

そうではなく、「先に天引きする」など、そのための仕組みを自分の中でつくりあげてしまう。

あとはその残った部分でどうやって生活できるのか?それだけを考えて、その仕組みが崩壊しないように淡々と維持管理し続ける。

まずは枠を狭めましょう。それが僕の今日の提案です。

https://twitter.com/hirofumi21/status/1211573070952951808?s=21

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。

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本日ご紹介した書籍のオーディオブック版はこちら。

‪オーディオブック版「私の財産告白」 https://audiobook.jp/product/133331 ‬

‪オーディオブック版「バビロンの大富豪」 https://audiobook.jp/product/26095 ‬

‪オーディオブック版「若き商人への手紙」 https://audiobook.jp/product/21395 ‬