最近、僕のまわりで転職や独立をするひとが多い印象です。

そして、彼ら・彼女らに共通している新たな潮流が生まれ始めているように感じます。

それは、「退職後も会社との関係性はゆるやかに続いていて、業務委託的に仕事を受け続ける」というもの。

今日はこの新たな潮流について、このブログでも少し考えてみようかなと思います。

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この点、株式会社Waseiも数年前から似たような経緯を辿ってきたので、その関係性の構築の仕方は、とてもよく理解できます。

もともと正社員だったメンバーは、いま全員独立していますが、僕と彼らが正社員時代に築き上げてきた関係性は今も変わらず続いていて、新たなプロジェクトや案件ごとに随時携わってもらっているような関係性を維持しています。

少し前の記事ですが、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参照:今ある働き方の「常識」なんて、実は近年に当たり前になったものじゃないか──灯台もと暮らしと考える、常識にとらわれない働き方

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このような傾向を見聞きしながら、最近よく思うのは、きっとこれからは、このようにゆるやかな関係性を構築する人々が増えていくのだろうなあと。

そのためにこそ、一度正社員になって、グッと関係性を深めていく。

正社員か否かで、100か0かの関係性はなく、長期的に50の関係性を続けるための手段として、短期でも構わないから一度正社員となり、100の関係性を一緒につくり出すというような。

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この関係性の構築は、もちろん業務委託のままでも可能ではあるのですが、業務委託の場合はその関係性が50ぐらいまでしか縮まらない。

だから、一旦そのプロジェクトが終了し、しばらく会わない期間が続いてしまったり、距離感ができてしまったりすると、その関係性が0に戻ってしまうことが多いです。

でも一生に一度でも、正社員としてガッツリと社内で働いてくれたひとは、その後も会社にとっては、かけがえのない家族や親戚のようになっていくのだろうなあと。

つまり、50以下の関係性にはならないのです。

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ここまで書いてきて、この関係性は他の何かに似ているなあと考えていたら、近年の「地域移住の流れ」に非常によく似ているなあと気づきました。

それこそ、10年近く前までは「この土地に骨を埋めるつもりで移住してこい!出ていくヤツはもうこの土地の人間ではない」という、100か0かを求める地元住民側のスタンスが一般的でした。

しかし最近は、いわゆる「関係人口」として、その土地に住み続けなくても、ゆるやかなつながりを作り出すことが主流になってきています。

必要なタイミングでその土地を訪れて、必要なタイミングで貢献していくというような形です。

その関係性を構築するために、短期間の間でも、グッと内側に入って、旅や観光という形にとどまらずに、文字通り現地のひとと同じ釜の飯を食べて、実際に数ヶ月〜数年間程度その土地に暮らしてみることが重要になってくる。


地域おこし協力隊などはその好例ですよね。

そうすることにより、その後もその地域の出身者と同じような感覚で過ごせるようになる。

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「地域=会社、その土地に暮らしたことがあるひと=正社員」と両者を置き換えれば、このふたつの潮流はかなり似ているなあと感じます。

「これからの働く」に関連して、このような時代の変化が訪れ始めていることを強く感じたので、今日のブログにも書き残しておきました。

いつもこのブログを読んでくださっている皆さんにとっても、何かしらの参考となったら幸いです。