昨夜、HELLO GARDENさんのオンライン講座イベントで、とても興味深い質問を受けました。

それがタイトルにもある通り、

働くうえで、避けたほうがいい「やりたくない」と、取り組んだほうがいい「めんどうくさい」はどう見分けるの?というもの。

この質問はとってもいい質問で、すごく考え込んでしまいました。

今日は、この質問に対して、僕がどのような見解を持っているのかについて、ブログにも少しだけ書き残しておきたいと思います。

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まず、自分にとっての「やりたくない」と「めんどうくさい」というのは紙一重であり、十人十色です。

この話は以前ブログにも書いたことがあるので、ぜひこちらを読んでみてください。

参照:「やりたくないこと」と「面倒くさいこと」の違いとは? http://inkyodanshi21.com/lifestyle/5409/  

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たとえば有名なところだと、スタジオジブリの宮崎駿さんなんかは「めんどうくさい、めんどうくさい…」と呟きながら絵コンテを描いていたりします。

つまり、僕らは自分にストレスを与える「やりたくないこと」は積極的に避けてたほうがいい一方で、自分の夢や目標、在りたい姿に不可欠な「めんどうくさいこと」には積極的に取り組んだほうがいい。

ここまでは、きっと多くの方に同意していただけるかと思います。

ただし、この見分け方が非常に難しいんですよね。

頭では分かっていながらも、いま自分の目の前に立ちはだかるこの作業(タスク)が、自分にとってどちらなのかを判断することが難しい。

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僕の提案はまず、自分にとってどちらかわからない場合であれば、「決断」は一旦保留にして、積極的に取り組んでみることをオススメします。

最初から断定的に決めつけてしまうことが一番よくない。

世間一般的に「やりたくない」と嫌われる作業だからと言って、自分にとっても本当に「やりたくない」作業かどうかわからないのですから。

もしそれが自分にとっては「めんどうくさい」類いの作業だったら非常にラッキーです。

具体的には、たとえば多くのひとにとって、エクセルやパワポを使った作業って「やりたくない」部類の作業だと思うのですが、

やってみたら意外と得意だったとわかれば、それを積極的に自分が請け負って、周囲に貢献することができます。

自己の少数派の特性を活かした市場開拓が可能となるわけですよね。

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じゃあ、いざやってみたあと、自分にとって最終的にどちらだったのかを判断する際に、一体何を基準にして判断すればいいのか。

それは、実際にやってみた後の「自分の身体の反応」に聞いてみるのが一番いいと思います。

「やりたくない」ことを続けていると必ず嫌なストレスがかかり、自己の身体のどこかに変調を来たすはずです。

わかりやすいところで言えば、食欲不振になったり、夜に眠れなくなったりするはずです。女性の場合は、心身が密接につながっているので、特に判断しやすいかと思います。

男性の場合は、特に注意深く観察してみる必要があるかなと。

参照:男子よ、自分の体調の変化に敏感になって、異変があったらすぐ休め。 http://inkyodanshi21.com/wasei/10735/  

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身体は自分の「意識」以上に、自分が何を本質的に求めているのかをよく知っている。

拒絶したほうがいいものは、ちゃんと身体が信号を出してくれるはずです。

一方で、自分の在りたい姿や、到達したい地点に必要な「めんどうくさい」と思うことは、「心地よい疲労感」へとつながっていくはず。

その作業を行なっている最中は多少キツくとも、それを達成できたときには、「真正面取り組んでよかった!」と心の底から思えるような。

そんなことに取り組んだ日はちゃんと食事が喉を通り、間違いなくグッスリと眠ることができるでしょう。

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最後にまとめると、日頃から規則正しい生活を送り、自分の心身を整えておくこと、そして、その身体から発信される信号をつぶさに観察するクセをつけておくこと。

そして、判断に迷ったら、まずは実際に取り組んでみて、自己の身体という一番身近な「自然」にその判断を委ねるのが一番合理的な判断かと思います。

今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても何かしらの参考となったら幸いです。