Wasei Salonへ入会しようか検討している方に向けて、Wasei Salon内の恒例イベントである「読書会」を外部向けに開催することになり、

昨夜は、その読書会の課題図書を決めるための作戦会議をサロンメンバーと行いました。

(アーカイブ動画はコメント欄に貼っておきます)

「サロン内を疑似体験することができる読書会を開催したい!」という目的のもと、課題図書もできる限りサロンのイメージとして近いものを選ぼうということで始まったブレスト会議だったのですが、これがとってもおもしろかった!

それぞれが思い描いているサロンのイメージがまず存在し、それを表象するであろう具体的な書籍名を提案し合っていく。

その過程を通じて「なるほど、そんなふうにサロンを理解していたのですね!」とメンバー同士がお互いに自然とわかり合えるようになるのです。

この方法は、具体的なトピックについて直接の議論を交わすよりも、お互いの認識のズレのようなものも正確に把握しやすく、相手の視座(目線)を共有するための有効な手段だなあと思いました。

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この点、会社の事業やプロジェクトメンバーと一緒に、抽象的なイメージから連想するブレストを行う機会は日頃から実践しているという方は多いと思います。

ただ、そもそもソレを実践するチームや、コミュニティのような「共同体のメンバー同士」で、自分たちを表象するコンテンツを出し合うブレストを行うことって意外と少ないのかなあと。

きっといちばん近いのは、地域おこしや町づくりの文脈で行われる町民同士で開催するブレストのワークショップなんかだと思います。

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このように、会社の事業だけでなく共同体においても、「自分たちって、一体どんな集まりなんだっけ?何を大切にしてきたんだっけ?」と、

各人が漠然と思い描いている共同体に対するそんなイメージを「作品」を媒介にして伝え合うことで、お互いの視座を自然と共有できるようになるということは、本当に目からウロコでした。

お互いが同じ方向を向いてイメージを膨らませていくため、横並びの感覚も持ちやすく「だったら、これはどうですか?」と対案も出しやすい。

議論において自分の主張を無理やり通すよりも、相手が何を考え、どのような視点から目の前の出来事を判断しているのかを詳細に知りたがる日本人にとっては、とても有効な手法だなと。

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サロンの開設からある程度月日が流れて、メンバーさんそれぞれの中に「Wasei Salonって、こんなイメージ。」という感覚が膨らんできているからこそできることでもあるなと。

これからも積極的に、書籍や映画、音楽やファッション、アートなど、思想や信条が表象されやすい媒体を持ち寄るブレストや交流会のようなものを定期的に行なっていきたいなあと思いました。

いつもこのブログを読んでくださっている方にとっても今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。