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どちらが良い悪いではなく、適正な舞台が変わってきたということなのだと思います。
昔は都会のほうが解くべき課題が山積みだったから、高学歴のひとは自然と都会の役職についてこれた。
でも今は、それが逆転してきているのだと感じます。
都会と地方で活かされる能力が変化してきている中で、何を学び、どこに向かうのかが重要になってきたということなのでしょう。
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そして、ここからが今日の本題なのですが、
このようなズレって、いま至るところで起きていると思います。
具体的には、獲得した技能と、その技能の活きる場が従来と少しずつ変わってきている。
その要因は、社会構造が変化したり、そもそもの課題自体が解決したりして、需要がドンドン下がってきている(飽和状態になっている)から。
この時、一個人にとって一番不幸なことは、望んでいた生活と、自分の技能が活きる場所のギャップに苦しんでしまうこと。
その変化を受けて、素直に自分の技能の需要がある地域に移動することができれば良いのですが、
大抵の人はまず、自身の思い描く理想の生活があって、そのために必死で努力して技能を身につけたはずです。
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具体的には、都会で働きたいと思って、この道を選べば必ず潰しがきくと思い、必死で努力して勝ち取った。
にもかかわらず、自分の能力を活かせる椅子がもう空いていなかったというような状態です。
「いやいや、私は東京で生活したくて、この砂を噛むような努力に耐えてきたのに、私の席は存在しないのか…!」と、そんなふうに苦しみを抱いてしまう方が増えていくはずです。
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どこに行っても自分がやりたいと思うこと、そのための技能を身につける。
それが一番、不幸な状況を避けられる。
そのうえで、どうしても場所にこだわりたければ、場所のニーズに合わせて、次の次の次ぐらいに、この場で求められる技能は何かを虎視眈々と見定めて、その新たな技能を身につけ続ける(アップデートし続ける)ことが重要。
需要と供給の変化のスピードは年々加速しているわけだから、それぐらい先を見据えながら学ばないと、すぐに陳腐化してしまうはず。
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そうやって、変化し続ける(学び続ける)ことで、はじめてひとつの場所に定住できる世の中になる。
少なくとも僕はそう思います、特に都会の場合は。
椅子を奪い合う相手は、もう同じ土地に暮らす人間ではなく、リモートワーカーであり、実質的な移民であり、AI(ロボット)になってきているのですから。
あまり変化を望まない(努力したくない)から、同じ場所に住み続けるということを選択しているひとが世の中には多いように思いますが、実態はその真逆になるでしょう。
いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。
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