2020/08/07 00:01
2020夏、湯浅。6日目
宿題が全然終わってない夏休み、連日のプールで真っ黒になりながら、8月6日だけは朝早く起きて学校に行く日だった。
朝の8時15分、NHKの放送をクラスで見ながら黙とうをする。それが当たり前だと思っていた。
大分県の小学校、中学校は毎年この日が登校日で、最近知ったのだが、そのような取り組みを県単位で行っているのは全校で見ても広島と大分くらいらしく、僕は本当に素敵なところで生まれ育ったなと地元が誇らしく感じた大学時代だった。
そんな大学時代、衝撃を覚えたのは、6月23日、この日は慰霊の日と言って、沖縄戦が終戦した日で、沖縄は休日となる。なかなか知られてないことだともう。
僕は恥ずかしながら、沖縄の大学に進学して初めて日本は敗戦国なのだと知った。
理系で、歴史の授業が大の不得意だった。歴史を知らないということは、僕にとって本当に恥ずべきことだと思った。
沖縄に張り巡らされている米軍のフェンスと、日中鳴り響くヘリコプターの音。
僕にとってそれらは新鮮であり大きな衝撃だった。
そうして当時大学時代(まだいちお大学在学中笑)の僕は、大学生と米兵とをつなぐイベントなどを開催していた。
普段は決して入ることができない米軍基地内で交流イベントを行い、施設見学やディスカッションをしたり、また逆に海兵たちと一緒に沖縄の海岸をビーチクリーンしたり、していた。しかしその活動は米軍のヘリコプターの不時着や、部品落下などによる、沖縄と米軍との関係性の悪化により続けていくことはできなくなった。
この活動を行った動機は、知らない世界を知ってみたかった。そして学び、知っていかないといけないと沖縄に来て感じた。
琉球という文化、沖縄の歴史、米軍との確執、無関心な若い世代、ここで起こった戦争について。
そういったことを理解することは自分の住んでいる日本という国を理解することにつながるのではないかそう思っていた。
活動をするうえで沖縄戦や基地問題については本当にしっかりと勉強し向き合った。
だからこそ、僕は今日という日ももちろんそうだが、平和について考えるということは日々決して忘れてはならないことだと思っている。
沖縄について、広島について、平和について考えることや思うことはもちろんまだまだたくさんあるがこれはまたしっかりとまとめて書き留めておきたい。
明日も、明後日も平和であるように願いながら今日のブログはここでおしまい。