こんにちは、ありです。
今日は塩素についてです。
プールや温泉に行くと塩素の臭い感じますよね?敏感な人だと水道水でも感じるかもしれません。
よく「塩素は体に悪い、発がん性物質を発生させる」と耳にしませんか?
「なんとなく良くないものなのかもしれない、けど殺菌効果あるから仕方のないこと」
というところから「どの考え方がしっくりくるのか考える」きっかけになれば嬉しいです。
■塩素の基本情報
・原子番号17の元素で元素記号は Clです。ハロゲン元素の一つ。
一般に「塩素」という場合は、塩素の単体である塩素分子(Cl2、二塩素、塩素ガス)を示す。
・地球上において、92ある天然元素のうち18番目に多く存在している。
→結構身近ですね
■特徴
・漂白、殺菌作用が強い(世界各国のコレラのほとんどが塩素によって駆逐された)
→塩素の功績!
・持続性が高い
・気体で扱うことは困難
・有機物と化合することで塩素臭(カルキ臭)が発生、発がん性のあるトリハロメタンを生成する
→塩素の光と闇の部分
■水道水、塩素基準(各家庭で蛇口をひねった時の基準)
日本:0.1ppm以上
アメリカ、フランス:0.1ppm以下
ドイツ:0.05ppm以下
※ppm(ピーピーエム) ≒mg/l(水溶液1リットルあたりのmg重量)
→0.1ppmは濃度で換算すると0.00001%。
注目するべき点は、「日本は下限ヨーロッパなどは上限を設けていること」。
殺菌大国の日本らしい基準です。ペットボトルのブログでも書きましたが
日本はナチュラルミネラルウォーターでも殺菌が義務付けられています。
塩素は揮発してしまうため、各家庭で0.1ppm以上の塩素基準を満たすためには
揮発することを想定して多めに塩素を投入することがあります。
一概に浄水所に近いから綺麗な水とは言えないかもしれません。(綺麗な水の定義にもよりますが)
水道局で各地の残留塩素濃度は確認できますので
気になる方は下記から
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/suigen/kekka/today.html#suishitu
トリハロメタンなどの発がん性は長期的に体内に蓄積してしまうのは良くないですが、一方コレラや大腸菌などすぐにでも病気になってしまう菌を殺菌してくれる効果があります。
塩素殺菌は無くなりません、その塩素とどう向き合うか
水道水を飲まないというのも一つの方法ですし、浄水器などを付けるということも
一つの方法です。
ぜひみなさんに合う方法を見つけてより良い水ライフを過ごしてください!