1月11日から、東京を離れて、岡山→福岡→大阪の順にめぐり、昨日東京に帰ってきました。
今日は、約12日間の長旅を終えてみて、いま感じていることを少しだけ書き残しておこうかなと。
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まず、一番今回収穫があったなあと思えたのは、不要なものと、必要なものがハッキリとしてくる感覚を得られたことです。
普段からなるべくモノは増やさないようにしているつもりですが、長旅をすることでさらにその選別に拍車が掛かったように思います。
これだけあれば十分と、思える感覚。
東京にいた時には必要だと思っていたものも、決して必要ではなかったという気づきは非常に大きかったです。
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また、東京に帰ってきた1日目に感じる違和感、それが僕は妙に好きなんですよね。
これまで当たり前に通っていた道や、当たり前に訪れていたお店に感じる、何気ない違和感。
東京に居続けると、この感覚を得ることは不可能なので、少し離れないと実感できないこの瞬間の感覚がものすごく愛おしいなと。
この瞬間に感じたことを、しっかりとメモに書き残しておきつつ、今後に活動にいかしていくことが大事だなあと思っています。
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さて、少し話は逸れてしまうのですが、昨日のWasei Salonの新年会で、断食経験のある方のお話を聞かせてもらいました。
彼女曰く、断食したあと、友人から何気なく菓子パンを出されて食べてみたら、以前なら何の違和感も感じなかったはずなのに、味や匂いに敏感になっているタイミングだったため、全身がやけどしたような感覚になったと仰っていました。
上述した違和感の話は、まさにこの感覚に近いと思っていて。
「敏感になっているタイミングで何を思うのか」ってものすごく大事な判断基準だよなあと思うのです。
つまり、断食ならぬ「断家、断東京」することによって、自分の感覚をリセットし、本当に自分にとって何が良いものかを冷静に見定めることができる。
それが長旅から帰ってきたときの効用なのかなと思っています。
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最後にまとめると、
・少量の荷物で生活し続けることで、本当に自分にとって大切なものが見えてくる。(有形物だけでなく無形物も含めて。)
・「断家、断東京」することによって、感覚が敏感になり、いつもの景色に対しても違和感を抱くことができる。
このふたつが長旅の大きな魅力なのだと再認識しました。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても何かしらの参考になったら幸いです。