「自分の好きなものに関わるお仕事がしてみたい」

多くのひとが一度は考えて、そのための方法を探ってみることだと思います。

この点、従来の社会では「いかに直接つながるか」が重要な要因でした。

本人とつながれたものだけが、相手にプレゼンする時間を獲得できて、そのチャンスを勝ち取ることができると考えられていたからです。


歴史上の偉人たちが皆、当時のキーマン(意思決定者)のもとに訪れて、何日もひたすら待ち続けていた逸話が残っているのはその為でしょう。

しかし現代においては、もうつながることには全く価値がなくなってしまった。

それこそ、人気の人物や企業には日々無数のリプライやメッセージが直接たくさん届いているわけです。

さらに本人や企業の広報担当者の方々は、それに加えて日夜エゴサーチもしています。

何度も何度も、ソレが好きな人たちと直接繋がって無数のプレゼンを見ているわけです。

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じゃあ、その中でどうすれば、その人物や企業に興味を持ってもらえるか。

そのひとつの方法が、本人自身(企業)が気づいていない魅力を伝えることだと思います。

つくり手側が知りたいのは、まだ見ぬ自分たちの魅力であり、その発見から生まれてくる新たな可能性(拡張性)です。

そこには、必ず他者の客観的な視点が必要で、その第三者視点からしか見えてこない論点や改善点がある。

だからこそ、日々マーケティングリサーチの一環で、エゴサーチも行っているわけですよね。

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ではその魅力は、どのようにすればわたしたち一般人にも発見することができるのでしょうか。

この点、2回目、3回目と発信の数を重ねるたびに洗練される「愛情表現の工夫」が肝になると思います。

一度目の言語化は、往々にして「おもしろかった、楽しかった、大好き!」とポジティブな言葉を並べるだけで終わってしまいます。

しかし、二度目、三度目になると、その凡庸な言葉を羅列するだけでは、前回と同様のものになってしまう。


そのため、発信すること自体にもためらいがでてくる。

だからこそ「なぜおもしろかったのか?どうして楽しかったのか?なぜ大好きだと思うのか?」を一段深めて考えてみるようになるはずです。

これを繰り返しを行なっていくうちに、十段階ぐらい掘り下げると、本人や企業側が思ってもみなかったこと、ほかの愛好者達が決して口にしてこなかった「あなただけのオリジナルのメッセージ(愛情表現)」が突然降ってくる。


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つまり、この愛情表現のバリエーションを必死で考えていく作業が、本人(企業)も気づかなかった魅力を自然と発掘してしまう。

そして、この無限の掘り下げは、本当に好きな人間にしか行うことができません。


その献身的な態度は「好きこそ物の上手なれ」そのものです。

この時に降ってきたメッセージで、相手をハッとさせることができれば、必ずあなたの話を聞いてみたいと思ってもらえるようになるでしょう。

そして、本人から直接聞いたそのお話もさらに示唆に富んでいれば「この人と一緒に仕事をしてみたい」にもつながっていくはずです。

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現代における自己紹介(プレゼン)とは、そんな何度も何度も意識的に掘り下げた愛情表現のことを指すのかもしれません。

最新回の『お金と人のないしょ話』では、そんなお話もしてみました。



ぜひ合わせて聞いてみてもらえると嬉しいです。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。

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