中学生の頃、iPhoneデビューをしたから、もうかれこれ10年近くの人生をスマホと共に過ごしていることになる。勉強するにもスマホの誘惑に勝たなきゃいけなし、Google mapsがないと散歩に行くのも不安。

しかし、高校生の頃に読んだ『深夜特急』(沢木耕太郎 著)では、スマホがない時代にいろんな国へ旅している主人公が描かれていた。今なら、目的地を事前に調べて、一人旅も危うくないけれど、かつては、本当に冒険だったのだろう。その時からだろうか、ことあるごとに、スマホのない時代に憧れを持ち始めた。

一方で、面白いコンテンツを次から次へと供給してくれるYoutubeやインスタからは離れられなかった。

そんな矢先、年末年始、だらだらする日が増えて、気付いたらスクリーンタイムが6時間を超えていた。これには大変驚愕し、14時間起きているとしても6時間を奪われている。人生が100年あるとしたら50年弱を奪われる。さすがに衝撃を受けて、脱スマホを実行に移すことにした。
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尚、PCに関してはどうなのかというと、あまり無意識に触っていることはなくて、必要に応じて使用することが多いので、完全なデジタルデトックスを目指すというものではない。(写真の仕事はPC無いと困るし、論文も書けないし、さすがにPCまで無くしたいとは思わない。便利のバランスをとっていきたい。)

ただ、これまでのライフスタイルでは、さすがにいきなりスマホを放り投げると支障が出る場面もあるので、順を追って、スマホレスな生活を進めていく。(ファスティングが趣味だが、断食するにも、準備食期間を設けないと失敗する。)








①アプリに制限時間を設ける

まず、「無意識」に触ってしまうことが多い。何かをしながらストーリーの閲覧、暇があればYoutube、その数分で、気になっていた本が読めたかもしれないのに。

だから、1日のスクリーンタイムを設け、さらに、Youtubeのアプリは削除することにした。本当に見たいものは、PCから見ればいい。

Instagram:15分/日
Twitter:アプリは既に削除しているが、結局ブラウザから見ている。
Google Chrome(Twitter含む):10分/日    本当に検索したいことはPCを使うか、メモしておいて自分の頭で考える時間をつくる。
LINE:1時間
Youtube:削除

②休止時間を設ける

23:00〜15:00まではiPhoneに触れないようにする。
これは、PCに触れないタイミングで、マップを使わないといけない時や、緊急度の高そうな連絡が来る可能性もあるので、時間は調整しながらではある。

寝る前のだらだらスマホをやめる目的と、日中、外の世界に集中する時間を持つために、この時間にしている。

③ニッチフォンに乗り換える

フィールドワーカーで森に入るときにはスマホを置いていくと言っていた友人が、いよいよ乗り換えたのが、ニッチフォン(http://futuremodel.co.jp/

テザリング機能がある小型の携帯電話。MVNOも使えるのがいいところ。

今は、スマホの通信量は20GB/月のプランで契約しているけれど、通話し放題プランかつGB数を下げるかどうかを悩んでいる。外出先で、そこそこ作業するタイミングはあるので、ポケットwi-fiを新たに契約するのか、はたまたニッチフォンをテザリング用としてポケットwi-fi的な感覚で使うのかは、これから検討したい。


■懸念点

①遠距離の彼氏との連絡問題
LINEに時間制限を設けているかつ23:00までしか触れないので、夜のだらだらおしゃべりをしたければ、PCから話すことになる。「なんか、業務っぽい。」

ただ、これは、Bluetoothで話せばPCはあまり見ないし、だらだらながらスマホしながら話すこともないし、意外とカップルに優しい仕様になるかもしれない。


②方向音痴なのでGoogle mapsや乗り換えアプリがないと不安問題
これは、脱スマホするための最たる課題と言っていいかもしれない。連絡は、電話とSMSでなんとかなるにしても、マップがないと辿りつかない撮影現場などはあるので、さすがにスマホを捨てるのはやめておこうと思う。絶対に遅れられない現場などに余裕を持って行く癖はつきそうなので、こちらも乞うご期待。


③緊急の連絡に気付き辛い問題
今は、LINEやSlack、messengerで連絡をとっているので、お客さんには特に電話番号を伝えていない。利便性的にも、わざわざ電話をしないだろうし、むしろ私が電話が苦手なので、どうしようか悩んでいる。

解決策としては、SMSが無難だと思う。まあ、大体の連絡は、数時間後でも問題ない。

こちらは、事情を伝えておくことで対応してもらうことにする。

しかも、エンジニアの知人が10年近くスマホなし生活をしているので、彼が大丈夫なら、なんとかなるのだろう。

***

こうして、具体的に挙げてみると、案外、いけそうな気がしてきた。

お風呂に入りながら本を読んでいたとき、さすがに1時間経っただろうと思い時計を見たら、たった20分しか経っていないということがあった。Youtubeなら、記憶に残らない20分を過ごしていただろうけど、おかげで『センス・オブ・ワンダー』を読み切ることができた。人生にセンス・オブ・ワンダーを忘れないでいたい。

また、司法試験の勉強をしている友人が、1年弱SNSをやめていて、近状が全く分からないけれど、ゲリラ的にかかってくる15分の電話が楽しい。本当の友人なら、毎日ストーリーを追わなくたって大丈夫。

ちなみに、私はスマホがダメだとか、コンテンツが悪だとかいう思想の強い人間ではなくて、誘惑にだらだらと負け続ける人間なので、環境自体を変えてしまおうという戦法です。全然ストイックになれないので。