2020/05/13 10:08
大切なのは、手段ではなく考え方。
「どうやったら、◯◯ができますか?」
そんな質問に対して「◯◯すれば、すぐにできますよ。」なんて簡単なことは言えません。
しかし「こうやって考えられるようになれば、あなたが辿り着きたいと思っている場所に辿り着くことはできるのではないでしょうか。」というアドバイスならできます。
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つまり、順番が逆なのだと思いました。
多くのひとは、手段から知りたがる。
でも本当に知ろうとするべきは、やっぱり「考え方」のほうなんです。
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話は少し逸れますが、もし今、自分に純資産10億円あったとします。
それでも僕は、現状携わらせてもらっている「仕事」には全て変わらずに、携わらせてもらっているだろうなあと思います。
それぐらい、今の自分は本当に心からやってみたいと思える仕事だけをやっている自負がある。
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それを踏まえた上で、自分が好きな仕事だけに携わるために歩んできた道のり(自分が何をしてきたのか?)を人に説明することは簡単です。
自分が歩んできた過去をそのまま話せばいいだけだから。
そして、それを求めてくるひとは、思いのほか多いです。
でもきっと、多くのひとにとって、それは何の役にも立ちません。
なぜなら10年前と今とでは、全く時代が異なるからです。そこに再現性はないのです。
強いて言えば、僕の「自慢話がしたい」という承認欲求が多少満たされるぐらいでしょう。
それよりも、僕が心の底から大事だなあと思うのは、「お金」と「時間」と「気」の配り方(人間関係と健康について)で、それらに対する本質的な考え方を学ぶほうがよっぽど大切だと思います。
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さて、こんなに偉そうなことを書いてきていますが、
僕自身も、いま仮に自分の純資産が100億円あったとしたら、同じ「生き方」をしているか?と問われれば、その答えはノーです。
だから僕も、その考え方をいま必死で学んでいるところです。
逆にその境地に辿り着くための「どうやって?(ノウハウ)」は、あまり気にしていません。
もちろん様々なタイプの道筋を聞かせてもらいながら、必死で過去の方法も学ぼうとはするけれど、そのための道筋はきっと十人十色なんだということも分かっているから、誰かと全く同じ道筋を歩もうとはしません。
まさに、ここまでの道のりがそうであったように。
むしろ、このオリジナルの道のりこそが自分の人生を生きる楽しさであり、醍醐味なのだとも思います。
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このような考え方ができるようになってからは、「歴史」や「名著」を学ぶのが非常におもしろくなってきました。
それまでは、「こんな昔話を学んでどうするんだ!再現性なんてないじゃないか!」と思っていましたが、
今は、何百年、何千年と変わっていない人間の本質に触れられるたびにワクワクしている自分がいます。
その考え方を身につけることができれば、僕自身もその境地に辿り着くことができると信じているからです。
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これからも必死で、歴史的な偉人たちの考え方を探求しながら、模索していきたいと思います。
そして、そこで得られた学びを現代に生きる人々にとっても、分かりやすいように説明して(書いて話して)伝えていけたらと思っています。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。