僕らは毎日ひとつひとつの選択を、自分の意思に基づいてその都度能動的に選んでいると思いがち。

しかし、ひとつだけで完結している欲望なんてこの世には存在しないと僕は思います。

たとえば、今朝たまたまテレビでマクドナルドのCMを見たとしましょう。

そうすると、お昼にはハンバーガーを食べたくなる。

ハンバーガーを食べたくなったら、合わせて今度はポテトが食べたくなり、一緒にコーラも飲みたくなる。

それらを全て食べ終えると、自分の中の腸内細菌が変化し、また翌日も似たようなファストフードを身体が求めるようになる。

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このように、自分の意思で選んでいるように思えても、実は欲望が連鎖し、選ばされているだけだったりします。

どこかで、この連鎖を断ち切らなければいけない。

逆に言えば、この欲望の連鎖さえ断ち切ってしまえば、あれほど欲していたものが、今度は全く欲しいと思わなくなる時期がやってきます。

これは本当に不思議な感覚です。

「この欲望は一生無くならない」

そう思っていた欲望でさえも、いとも簡単に消え去ってしまう。

それはまるで「これが自分だ」と思っていた自己が、本当の自分ではなかったことに気付けるような感覚です。

なぜなら、現代人は「欲望(成長意欲も含む)=自分」とみなしているところがあるからです。

そのためにも、やはり下記のブログで書いた3つの要素から変えていく必要があるのだと思います。

参照:現代人が自分を変えたかったら、変えてみる価値がある3つのこと。 | Wasei Salon

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メディアや広告などを通じて、「これがあなたの欲望ですよ」と提示された偽りの欲望を、自己の欲望だと勘違いしないこと。

共感力が高い人ほど、あたかもそれが自分のうちから溢れ出てきた欲望のように勘違いしてしまうから。

上述したファストフードのように誰の目に見ても悪影響が明らかなようなものだけではなく、

最近だと「働く」の価値観においてもそう。

たとえば、環境問題に全身全霊で取り組んでいる企業や個人が、メディアやSNSで連日取り上げられていて、その言動に感銘を受け、その情報を自ら必死で追っているうちに、それがあたかも昔から自分でも解決したいと思っていた課題のように感じてしまうことってあると思います。

その状態も、立派に欲望の連鎖に影響を受けている状態です。

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決して、欲望の連鎖やメディアの影響を受けてはいけないというわけではありません。

ただどちらにせよ、テレビを消して、スマホを置いて、一度ひとりで座ってみましょう。

そうやって自分の内なる声に、耳を傾ける時間をつくる。

お金であっても、時間であっても、まずは一番最初に自分のために天引きしない限り、一生他人に搾取され続けて終わってしまいます。

それは自分の欲望や願望でも全く同じこと。

そんなことを考える今日このごろです。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。