2021/04/06 10:29
人生100年時代、大切な仕事や関係性は何度行き来したってかまわない。
僕らは、幼いころから何か一つのことをやり遂げることが素晴らしい人生だと教えられて育ちました。
そして、その"何か"を目指す人間同士でまとめられて、その場所で「勝つこと(受かること)」ばかりを求められてきた。
そこで勝てなければ、足を洗うことを迫られてしまう。
でも、その段階で「続けるか、辞めるか」の二択はあまりにも選択肢が極端すぎると思います。
ほかの人よりも得意だったり、好きだったりするから、それまで夢中になって続けてこれた。
一流やプロになれないからという理由だけで、綺麗さっぱり足を洗う必要なんて全くないと僕は思います。
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これからの時代における携わり方は、プロから趣味のレベルまでグラデーションのように多種多様であり、そこに他の技能との掛け算も含めたら、本当に無限の可能性を秘めていると思います。
だからこそ「勝てない(受からない)」という理由だけで、それを一生やめてしまう(手放してしまう)のは、本当にもったいないことだなあと感じます。
「プロになれない、マネタイズできない」など、そんな些細な理由で本当に好きなもの、大切なものを安易に手放すなと大声で言いたい。
生涯通じて、何度だって戻ってきても構わないという大らかな気持ちになって、
人生のタイミングごとに、対象との距離感を伸び縮みさせながら、最適な距離感を保ちながら一生涯付き合っていけばいいんです。
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逆に言えば、この出入りに自由度がない業種や会社、地域や学校、コミュニティなどは全力で疑ってかかったほうがいいと思います。
今の自分にとっては、こここそが唯一の居場所だと過信しているから、ついつい深く悩み過ぎてしまうけれど、
「出て行ったら、もう一生戻ってこれないぞ。」
そんな言葉や態度で脅してくる業界は、これまではその方法で上手くいっていたのかもしれないけれど、
社会がこのように大きく変化して、これだけ流動性が激しくなってくれば、自然と衰退してしまう運命にある。
クローズドの場が増えるほど、そんな「風通しの良さ」がこれからより一層重要になってくるはずです。
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人生の分かれ道は決して前方向だけではない、もっともっと螺旋階段のようなもの。
もちろん、ここで改めて言うまでもなく、このWasei Salonも何度出入りしてくれたって構わない。
「来るもの拒まず、去るもの追わず」の精神で、これまでもこれからも運営しています。
もちろん、サロンの二股、三股も大歓迎!
誰もが一生に一度しかない人生、互いに束縛し合うよりも、そうやってお互いが様々な場に訪れて、自分の目でたくさんの景色を眺めてみて、それを笑顔で共有し合って生きていくほうが、僕は豊かだと思います。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。
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