編集者の箕輪厚介さんが、ご自身のオンラインサロンを閉鎖し、FiNANCiEに参入すると先日ご自身のnoteで宣言されていました。

https://minohen.com/n/n1058310c7d69 

これは、とっても素晴らしい英断だなあと感じています。

長年、インターネットの世界を観測してきた人間からすると、ここから潮目も大きく変わっていきそう。そんな機運がまさにいま高まっていて、本当にワクワクしています。

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で、そんな中、実際にいま自分でFiNANCiEを直に触りながら強く思うことは、ファンクラブ会員やサロンメンバーのような存在にはなろうと思わなくても、「トークンホルダー」にはなりたいと素直に思える場面が非常に多いなということなんですよね。

これって、地味だけど本当にめちゃくちゃすごいことだと思います。ユーザー側における認知の革命的な変化だなあと。

実際、僕は箕輪さんのことは初期のころから存じ上げていますが、オンラインサロンに入ったことは過去に一度もないです。

でも、FiNANCiEを始めたタイミングで箕輪さんのトークンがあることを知り、本当にすぐ購入させてもらいました。

このように同じ主宰者が提供するものであっても、従来型のサブスク課金モデルには課金せずとも、トークンへの課金はものすごくライトに、しかも比較的大きな金額であってもガバっと投じることができてしまう。

それはきっと、お金の流れが一方通行ではなく、よりフラットな関係性がそこに構築できると感じられるからなのでしょうね。この話は、実際に既にFiNANCiEを触っている方々にはきっと共感してもらえるかと思います。

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で、そうなってくると、明らかこれまでと共犯者と呼べる「範囲」や「射程」みたいなものが変わってくるはずで。

言い換えると、人々の巻き込まれ方自体がまったく変わってくる。

箕輪さんのオンラインサロンが3000人規模だったということは、箕輪さんのご活躍を知っていて、さらに僕のような形で「トークンホルダーにはぜひなりたい!」と思うひとは、何千人〜何万人というひとたちが存在していても、何もおかしくはないはずです。

今回、新しく開設されるトークンコミュニティに対しては、そんな人々も参加する可能性が一気に高まるわけですよね。

そして、実際に大きなお金を持っているのも、きっとこちら側のひとたちなんです。関わる人数としては数倍程度であっても、投じられるお金は数百倍に増えてもまったくおかしくない気がしています。

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そうすれば、1トークンあたりの単価は必然的に上がり、結果的に運営の手数料収益も多くなるわけですから、当然仕掛けられることだって、オンラインサロンのときとは全く異なる内容が可能となってくるはず。

そうすると、取り組み自体にも、新しいチャレンジがドンドンと生まれてくるはず。

「このチャレンジは当たるかどうかは五分五分だけれど、これだけのリスクを取った挑戦をしてみたいから、応援してください!」という提案もトークンホルダーに対して可能となっていく。まさに東インド会社みたいな話です。

ここが本当にすごいことだよなあと。

もちろん、そこで生まれた経済価値を上手に、違法ではない形でトークンホルダーたちに対して還元していく仕組み自体も開発されていくはずです。

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あと、これは完全に余談ではありますが、最近少しずつ思いはじめていることは、NFTコミュニティが大きく参入してきたからこそ、今のFiNANCiEの盛り上がりがあるのだと思いつつ、この流れを受けてFiNANCiEが本当にひろく一般化してくれば、きっと背後にNFTの文脈があることは逆に障壁となってくるような気もしています。

NFT発であるということが、ちょっと一般の方々には理解が難しすぎる側面があるよなあと。

NFTの仕組みを理解できていないひとは「NFTに詳しい人たちに騙されそう」と思って、NFT関連のプロジェクトは敬遠しそうだなあとも思います。

それよりも、誰にとってもわかりやすい文脈のほうが好まれるはずで、FiNANCiEのトップが箕輪さんのトークンなど、個人のトークンになる可能性も十分にありえるかなとも思う。既存プロジェクトは、ロックアップも既に解除されているわけですからね。

具体的には、代表の国光さんが運営する国光DAOや、また佐藤ノアさんのようなハッキリとわかりやすい個人インフルエンサーのほうが、FiNANCiE上においては一番活躍する未来も十分に有り得そうです。

ゆえに、NFTコミュニティ関連銘柄のトークンと同様に、しっかりと従来からFiNANCiEを活用している方々も今から同時に注目しておいたほうがいいんだろうなと、僕は以前から思っているという感じです。

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さて、話を戻すと、インターネットの世界で広く一般的に知られている箕輪さんような方が、少しずつFiNANCiEやトークンエコノミーの世界に参入を表明してくると、直接的じゃなくとも間接的に、このような流れを批判しているんだろうなあと思うような投稿も、最近少しずつ目に入るようになってきました。

具体的に「投資をするよりもまずは、自らの成長のほうが大切だ」といったような主張です。

言いたいことはとてもよく理解しつつも、そのような認識こそが今起きている変化を、大きく誤解してしまっているような気もしています。

言い換えると、自己の成長も大切なんだけれども「まずは自分の実力を上げてから、そのあとに投資」という流れは、トークンという存在を大きく誤解してしまっている。

トークンエコノミーがここからうまく回り始めれば、SNS初期のころと同じようなことが起きる可能性があるわけですから。

そして、実際にSNS初期の頃にも似たようなことを語っている方々は、わかりやすく存在していましたよね。具体的には「発信力なんかを鍛えてフォロワーを増やすよりも、編集力や執筆力を鍛えることのほうが先決だ」と語るようなひとたちです。

特に、40代以上の紙媒体で腕に覚えのある男性編集者の方々に多かった印象です。

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当時まだ20代前半の僕は、そんなもんなのかなと思って半信半疑でしたが、でも実際そこから10年以上経過してどうなったか。

発信力もそのまま「実力」に含まれているような世の中です。

なんなら当時において、SNSの発信の方に振り切ったからこそ、今のご自身がいるはずなのに、そのようなひとたちが今度は自分が同じようなことを語りはじめている。

そう考えると、歴史というのは本当に繰り返すんだなあと思う次第です。

当時、そうやって出版社の編集者や新聞社のライターと名乗るひとたちは、その後ものの見事に消えていった。

そして発信も丁寧に行い続けていた箕輪さんや後藤達也さん、佐々木俊尚さんのような方々が今もインターネット上で精力的に個人の発信力を身につけて、新しい活動を仕掛け続けている。

今回のトークンエコノミーもそれと似たような道を辿る可能性は、きっとかなり高いと思っています。

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ゆえに、若い人であればあるほど、早くからトークンエコノミーの中に一度巻き込まれてみることは、経験として決して損のない経験のひとつだと思います。

もちろん、投じたお金をたとえすべて失ったとしても、一切実生活に影響が出ない範囲内で、というのは絶対の鉄則の上で、です。

というのも、これも投資の大原則ですが、どの段階で入るのかによって、まったく持ち株数(保有トークン)自体も変わってくる。

あとから同じ金額を積んだとしても10分の1、100分の1しか同じ数のトークンは手に入らないわけです。だとすれば、今はまだ持たざる状態の人ほど、なくなっても良いお金で、早いタイミングから関わってみることが大事だなあと思います。

また、1トークンでも持っていれば、仕組みやプロジェクト自体に対して、まったく自分の認知自体も変わってきますから。良い意味で、そのトークンの存在が私のアテンションを引っ張るものとして機能してくれる。

なんなら、そこで見聞きする内容が、一番の学びの収穫とも言えるかと思います。

逆に言うと、そうやって我先にと飛びつくことが、世間からはポンジスキーム的に見えるということでもあるんだろうなとは思いつつ、これ自体が「ときめき投資」であり「趣味」と同じであって、最初から「趣味はお金が減るもの」と思えたら、リスクは限りなく低くなるはずです。

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SNSやブログの初期のころも「これで副業する!」と語ったら鼻で笑われてしまうような世界でした。

でも今後、もしトークンエコノミーがうまく回り始めれば、SNSのフォロワー数やYouTubeの登録者数なんかとはまったく比べ物にならないほど、先行者優位が働く場所になっていくことは間違いないかと思います。まさに複利の世界ですから。

しかも今回は勝者総取りの世界観じゃない。

トークンエコノミーに参加したひとは、その持ち分に応じて恩恵を受けられるところが、これまでとまったく異なるところです。

そして今、この世界に強く可能性を感じている若い人たちほど、広く自分たちのコミュニティに対してしっかりと「分配」をしていきたいと思っている。

というか、そのような分配意識の強いひとのところに、お金もひとも集まっている印象です。それが従来の金融系のサービスと全く異なるところだなあと。

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最後に何度も繰り返しますが、投資資金をこれ一本に絞ることは絶対にやっちゃいけないことだけれども、なくなってもいいお金と、失敗して失ってもいい時間を投じてみながら、完全に趣味としてNFTやFiNANCiEのような新しいものに触っておくことは、その経験それ自体が、必ず次へとつながっていくはずです。

たとえ今回のトークンエコノミーのトレンドが今回も不発に終わってしまったとしても、何度も何度も、この波は今後も訪れ続けるはずですからね。

その時に初体験ではなく、以前も経験したことがあるというのは、大きな財産になるはずです。なぜならテクノロジーがどれだけ進化したとしても、それを使う人間側の振る舞いは似たようなものですから。

それを知っているかどうかで、次の自身の初動も全く変わってくる。人間心理を理解するうえでも、実地で学べる非常に良い経験になるかと思います。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となっていたら幸いです。