昨日、北海道下川町のオンラインイベントが開催されました。



最終的には80名を超える方々から、参加申し込みがあったそうです。

北海道の小さな町が主催する移住関連のイベントに、これだけの人が集まることに驚きました。

それだけ移住や関係人口に対して興味を持つ方が、コロナ以降に増えているという証拠なのだと思います。

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昨日のイベントの最後、「地域で何かしたいと考えている方へのメッセージは?」という質問に対して、


みなさん口を揃えて仰っていたことが、とても印象に残っています。

それは「まずは現地に行ってみる、まずは飛び込んでみること、それが重要だ」と。

この話は僕も心から共感します。

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僕はこれまで、仕事柄たくさんの「移住しようか悩んでいるんです」という方からお話を聞いてきました。

そこには、本当にさまざまなタイプの方がいるなあと感じていて、ものすごく慎重だなと感じる方もいる。

具体的には、昨夜のような地方自治体が開催するイベントに手当たり次第参加して、僕ら「灯台もと暮らし」のような地域プレイヤーのインタビュー記事が載っているメディアを隅々まで読んでくれている。

僕よりもローカルの情報やローカルのプレイヤーに詳しい方もいるぐらいです。

しかし、それでも飽きたらずに、将来移住した際に絶対に後悔しないようにと、ひたすら情報だけを集め続けています。

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そんなひとにこそお伝えしたいのが、「だいたいわかった!」と思ったら、まずは実際に現地に飛び込んでみたほうがいいということです。

移住関連のイベントやコンテンツなど、どちらも製作側で携わっている人間が、こんなことを言うのもおかしな話なのかもしれませんが、それ以上に最適な打ち手は他にないと思います。

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さもなければ、「移住」に対する期待だけがドンドン自分の中で膨らんでいってしまう。

白馬の王子様を待つお姫様のように、現在の都会の生活や仕事に不満をためながら、

「いつかわたしには、理想の移住ライフが待っているんだ…!」と移住先が、何かリゾート地のように思えてきてしまう。

「移住」というひとつの手段が、伝家の宝刀や最後の切り札のようになっていくんですよね。

その結果、満を持して現地に行ってみると、ハードルを上げすぎたゆえに、期待に全く見合わないという現実が待っている。

それまでの自分が、ストレス発散で通っていた都会のエンタメ施設がひとつもない。

友人や一緒に遊んでくれる人もいない。

ひとり無駄に広い大きな中古物件の中で、「こんなはずじゃなかった…」と後悔の念に苛まれて、まさに踏んだり蹴ったりです。

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移住は、果てしない現実の延長でしかない。

移住した瞬間に、そこで生まれ変わったように自分の人生や世界観がガラッと変わるわけではありません。

それよりも、移住した先で、自分の目の前にドンドン現れてくる現実の諸問題に対して適応、対応していくうちに、自然と自己の生活が完成してくる。

そして、2〜3年経ってふと振り返ったときに、自分が移住前に触れていたイベントやインタビュー記事で語られるようなお話を、自分自身が体現していることに気づく。

つまり、移住においては不完全であることを認めることが唯一、完全な状態なのだと思います。

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これは、「起業」においても全く同じことが言えます。

最初でつまづかないように、書籍などである程度知識をつけたら、まずは始めてみること。

そしてドンドン実践し失敗しながら、うまくいかない方法を自分の中でひとつずつ発見して、潰していけばいい。

このブログを読んでくださっている方々は、間違いなく慎重なタイプの方が多いはずで、石橋を叩いて渡る方が大半だと思います。

だからこそ、これぐらい煽るぐらいがちょうどいいのかなと思って、今日のブログにも書いてみました。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの考えるきっかけとなったら幸いです。

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