生産性やコスパという概念を求めることがあたりまえとなった現代。

「より少ないリソースで、最大限の効果を出すことが賢い」という感覚が、日々の仕事や生活を通じて僕らには染み付いてしまっています。

その結果、「経済活動」が絡まない「贈与」のような場面においても、より多くの効果を見出そうとしてしまいがちです。

「儲ける」とか「自分が得をする」とかそういった明確な下心はなくとも、より賢く行動しようとしてしまう。

それはまるで、ぷよぷよの連鎖を楽しむかのように、効果を最大化することばかりに躍起になってしまう。


それが現代を生きる僕らの宿命なのだと思います。

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でも、これがいちばん良くない、最近は本当に強くそう思います。

この思考過程がいちばん当事者性を失わせてしまいます。

「最大限に効果を出す」という誰もが納得してくれる言葉を隠れ蓑にして、

いま目の前にいる相手との関係性を蔑ろにしてしまう。その結果、本当の豊かさを失っていくことにもつながっているなと思うのです。

そしてふとした瞬間に「一体コレは何のために行なっているのだろう…?」という虚無感が襲ってくる。

その虚無感が、いま社会全体を覆いはじめているような気がしています。

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この話に関連して、過去にこちらのブログでも紹介した「丁寧な1対1をn回繰り返す」という言葉。



これをもっともっと分解して考えると、

「1対1を、1回ごとにしっかりと完結させていく。それを淡々と実行し続けた結果、振り返ればn回繰り返した」

そんな形が、本来の在りたい姿にいちばん近いのかなと僕は思います。

今を無視して、今日より明日、一年後、十年後を見据えることばかりに集中してしまうと、


一石二鳥、三鳥、四鳥を狙って必ず賢くこなしたくなるのが現代人です。

そうすると、本来望まない姿で「成功」してしまい、そうやって人生を上手に「攻略」するだけで、一生を終えることになってしまう。

あれほど喉から手が出るほど望んだはずの成功を手に入れたにも関わらず、ドンドン孤独になっていくと思うのです。

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そんなことを最新回の『お金と人のないしょ話』を通じて考えました。



しっかりと立ち止まって考えるのなら今だなと。

ぜひ合わせて聴いてみてもらえると嬉しいです。

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