一人旅好きあるあるだと思うのですが、

旅先で訪れる場所は、口コミサイトのレビューを見ることなく直感で入ることが多いかと思います。

そうすると、「ハズレをひくことは、怖くないのですか?」と聞かれることも多いです。

怖くないのかと聞かれると、正直怖い。

もちろん、実際にハズレを引くこともあるし、むしろハズレを引くことのほうが圧倒的に多いかもしれません。

でも「当たりを引かなくてもいい、ハズレたほうがおもしろい展開が待っている」と経験を通して知っている。

だからこそ、怖さよりも興味のほうが先立つのだろうなあと。

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ひとりでいるときでさえも、ネットの「情報」をあてにして、毎回「みんなが満足できる70点」を狙いに行くよりも、

「自分だけの20点か120点」の二択、そんなリスクを背負ったほうがいいと思うんですよね。

そうすれば、どんな経験をしたとしても結果的にネタになり、他者への土産話にもなるし、何よりも自分自身の気づきや発見、学びの糧にもなる。


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もちろん、2人以上で誰かと一緒に訪れるときは、そんな無茶はできません。

相手には嫌な想いはさせたくないから、ある程度の下調べは必ず行います。

でもだからこそ、ひとりでいるときぐらいは、どんどん積極的にハズレを引いてしまうリスクを取っていいのではないのかと思っています。

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そして、これは旅先だけではなく人生(日常)においても、まったく同じことが言えると思っていて。

例えば、映画を観ることなんかもそう。

ひとり映画が好きなひとは、ハズレさえも積極的に楽しんでいる節があるかと思います。

「この映画の何がつまらなかったのか」それを考えること自体もまるで映画の楽しみのひとつかのように。

そして、そんな経験を繰り返して、100本に1本でも自分の人生をガラッと変えてしまうような衝撃的な映画に出会えることを感覚的に知っている。

そのためには、無数のハズレに出会い続ける必然性があるとわかっていて、今日もひたすらハズレを引き続けているのだと思います。

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いつからか僕たちは、学校や会社、世間の当たり前に染まりすぎて、ひとりでいる時も「コスパ」や「当たり」を狙い続けてしまっています。

その結果、常に他人の意見(広告)に流されるハメになる。

もっともっと積極的に「ハズレ」を楽しんでいいのではないだろうか。


そんなことを考える今日この頃です。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても何かしらの参考になったら幸いです。