さて、今日もトークンエコノミーの話について、少し妄想していきたいなあと思っています。

これは以前もこのブログに書いた話なんだけれども、FiNANCiEでトークンホルダーだけが聴けるような音声配信機能は本当にあると良いんだろうなあと思います。

VoicyやPodcastなども手段としてはあるのだけれど、それをトークンホルダーに向けてのみ、配信することは現状は不可能です。

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この点、たとえば、モデルや歌手としてご活躍されている佐藤ノアさんが先日、FiNANCiEに再び戻ってこられて、800トークン以上保有しているホルダーだけが読めるブログを丁寧に書かれていましたが、この動きは本当に素晴らしいなあと感じました。

で、ここに音声なども絡んでくれば、喜ぶファンやホルダーは非常に多いんだろうなあと思ったんですよね。

ちなみにこれは余談なんですが、僕は2018年頃に彼女のインタビュー記事を読んで、かなり衝撃を受けてしまい、そこから佐藤ノアさんの発信、特に彼女のインフルエンサーのとしての立ち振る舞いやその矜持みたいなものにはずっと注目しています。

今回も早くからFiNANCiEでも活動されているとのことで、今とっても注目しているインフルエンサーのおひとりです。

そんな彼女が直接、音声配信機能を使って、トークン保有者に向けて声で伝えることによって、より一層ファンは彼女へのエンゲージメントを強めるはずですし、僕みたいな人間であっても、その端っこに混ざって、よりそんな発信活動を応援したいと思うようになるはずなんですよね。

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さて、ここからが今日の本題に入ってくるのですが、現代はいつでも炎上するリスクをはらんでいるネット上において、有象無象に届いてしまうことは避けたいもの。ゆえに課金しているユーザー(消費者)だけにメッセージ届けられるというサービスはすでに沢山存在しています。

大企業や人気商売を行っているインフルエンサーは、何よりもまず炎上を恐れますからね。

それこそ、noteの有料マガジン、YouTubeのメンバーシップ、Voicyのプレミアム配信、そしてこのオシロのような各種オンラインサロンサービスなんかもそう。

また、古き良き有料メルマガなんかも、その代表例だと思います。

このようなペイウォールの機能があることによって、より専門的な情報を、誤読をせずに読んでくれる人たちだけに、まっすぐ届けることができる。

このようなサービスの登場は、ここ10年弱のインターネットの素晴らしい変化だったと思います。

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きっと、これもすべてインターネット上で「課金」という行為自体が、至極当たり前になったことが大きかった。

Amazonや楽天のようなサービスが広く世間にも一般化し、インターネット上のサービスにクレカの番号を打ち込むことへのハードルが下がったこともかなり大きい。

これがほんの十数年前までは「インターネット上のコンテンツはすべてフリーであるべきだ!」という思想運動みたいなものが、間違いなく存在していました(これは、金額的にもアクセスフリーとしての意味どちらにおいてもそう)。

そんなイデオロギーが広く蔓延していた時代から考えると、本当にものすごく大きな変化を遂げたなあと思います。

僕らのようにインターネット上のコンテンツを作成して生きている人間にとっても、本当に喜ばしいことです。

だからこそインターネットの発信行為だけで、飯を食えているひとたちがこんなにも世の中には存在しているわけですから。

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でも現在、次にどんな問題が起きているのかというと、とにもかくにも、そのように無料有料問わず、消費するためのコンテンツが増えすぎてしまったことです。

そして、そのどれもがかなりクオリティが高いにもかかわらず、それらをただ漠然と消費することに対しての圧倒的につまらなさが、そこに存在する。

サブスクで無限にコンテンツを消費できたとしても、埋まらない心のスキマみたいなものは、現代を生きているひとであれば、誰もが実際に実感していることだと思います。

つまり、私たち人間にとっての「暇と退屈」は、消費だけでは絶対に埋められないということが、良くも悪くもそのようなサブスクの登場によって、いよいよバレてしまったわけですよね。

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やっぱり人間の一番の多幸感ある瞬間は、クリエイティビティや創造性を発揮できる瞬間だったということです。

ひととひととが協力をして、何かを共に創り出すことのほうに喜びがあるよね、と。あとは他者を喜ばせ役に立つ、そんな「貢献感」なんかもそう。

もっと簡単に言うと、真の楽しさは誰かがつくったものを味わうよりも、自分自身が納得感を持って「はたらく」ほうがもっと楽しいのだ、と。

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で、10年弱前にオンラインサロンが出てきた当初、よく言われていた批判においては、その「何かを創り出す」空間を開放し、民主化したことで、多くのひとがそれに熱狂し、それ自体は本当に素晴らしい変化だったんだけれども、

それがあまりにも楽しすぎて、のめり込みすぎてしまい、ときに本業以上に、本領発揮をするひとも続出してしまった。

それを傍から見ているひとたちからすると、自分からお金を払って労働しているから、「やりがい搾取」だの「カルト宗教」だの言われてしまったわけです。

だから、プロジェクト型のオンラインサロンというのは、そのような世間の目の圧力に屈して一旦下火になってしまったわけだけれども、そこにいよいよトークンという仕組みが実装されてきた。

これによってタダ働きではなく、そこで生まれた経済的な価値も適切に再分配することも可能となってきたわけです。

これが本当に今、革新的な部分なのだと思います。

まさにネット証券が、企業の株式を売買する場所みたいな話だとしたら、ソレの個人版みたいなものが、ネット上にあっても何もおかしくないはずですよね。

というか、今のネット証券は手数料戦争になっている時代ですから、もしかしたら近い将来、証券会社からそのような新たなサービスを始める未来もあるのかもしれません。

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で、冒頭の話に戻ると、コンテンツ消費者に向けではなく、ステークホルダー(投資者)になることができて、そのステークホルダーになってくれた人たちに向けて丁寧にメッセージを届けていくことができるサービスというのは非常に需要があるんだろうなあと思います。

同じ世界観を目指し、共に育む仲間に向けて、トークンを丁寧に配布しながら、彼らに向けて発信ができるようなサービスです。

言うなれば、株主総会や企画会議自体に、有志であれば誰もが直接参加できて、インタラクティブにコミュニケーションが取れるような場、ということです。

いま、FiNANCiEは、そのあたりをドンドン実現してくれそうだから本当にすごいなと思います。

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何か伝えたい情報があって、それは共に価値観をつくり出していきたいと思うひとたちへ向けのアナウンスなのか、それともコンテンツを消費したいと思っている人たち向けのアナウンスなのか、

これは両方とも、大きく括れば「ポジティブなお客さん」相手だから、今はここが一緒くたになって発信されてしまっているんだけれど、実際問題、ここはちゃんと切り分けられたほうが良い、それはまず間違いないと思います。

両方ともポジティブな受信者だからといって、いつまでもここを一緒くたにしていると、進む話も進まなくなってしまう。

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きっとこれは、一つの企業で考えればわかりやすいかと思います。

社内向けの話、株主総会向けの話、社外のお得意様向けの話、全員基本的には敵対しているわけではなくポジティブな相手であっても、やっぱりレイヤーがまったく異なりますよね。

ここが峻別されることによって、革命的にプロジェクトや世界観の実現へと向けたスピード感も変わってくるし、参加している人間のそれぞれのはたらき方だって大きく変わってくる。

副業みたいなものだって、たぶんこのトークンを持ってコミュニティ活動に参加することこそが、まさに副業と呼ばれるような時代が間違いなくやってくるかと思います。

それは今、一般人が個別株やインデックス投資を行うようにです。

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これからは、このような社内向けや株主総会向けの話、そのコミュニケーションがより一層大切になってくるということなんだと思います。

トークンやNFTを持つということが、その一つの強烈な意思表示や雇用契約の代わりとなり、それが明確な合図となるはずで。

そして、それを持っている人たちだけに対して届けられる情報伝達経路と、経済的なインセンティブを付与するための経路にもなりうる。

NFTやトークンといのは、この2つをお互いに行き来させる水道管のようなもの。

コミュニティマーケティングの価値や真髄みたいなものは、きっとここにあるんだと僕は思います。

そして今、一体何が起きているのかと言えば、この時計の針がまた進もうとしているということであって、これは当然新しい道だから、また沢山の失敗やそれに伴う犠牲も生まれるんだけれど、それでも進むべき方向性は間違いなくこっちだと思う。

だから、僕自身はとてもワクワクしているし、これからも目が離せないなと感じている次第です。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となっていたら幸いです。