アドベントカレンダーを書き終えたものの、仕事も落ち着いて来て、気持ちは2020年振り返りモードに。そんな中で書きたくなってしまった言葉たち。誰かを待っているその待ち時間にでも、もしよろしければご覧いただけますと幸いです。
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見たいものを見て、読みたいものを読んで、聞きたいことを聞いて、書きたいことを書いて、着たい服を着て、会いたい人に会う。
理想論かもしれませんが、これが実現できているときは、幸せです。だって、じぶんにとって居心地のいい状態を身にまとっているのですから。
このWEB業界に身を置いていると「企画とはなんだろう?」と思うことが多く、そんな中でも企画をただの夢物語に終わらせるかどうか?はとてもシンプルです。
抱いた願望に意志を持たせて、現実化して実現するだけのこと。「あの人に伝えたいのに」という想いを心の内だけにしまっておくか、言葉に出して実現するか。
行きたいお店を「いつか行きたいお店」にしてしまうか、今週末の土日に訪れるのか。すべてはその願望を実現するかどうか?の2択でしかないのだと思っています。
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このものづくりの業界に身を置いてよかったことと言えば、その企画→実現のサイクルを会得できたこと。もちろんすべてを有言実行とはいきませんが、本気で望んだ分、本気で実現できる力が備わったほどに、経験はしてきました。
そんなとき、「流れ星になんでも1つお願いごとをできるのだ」となって、はじめて根底の願望と向き合うことになる。それは果たしてほしい未来なのか?と吟味をし、ほしい未来とは?とそもそものじぶんと向き合わざるを得なくなる。
このプロセスがとても大事なんです。
WEBは言わばなんでも入れ込めるバーチャルボックスのようなもので、あれもこれもと全部入れ込んで、何がほんとうの願いかがわからなくなります。
一つ。ほんとうの願望は一つ。その一つを叶えるならば、他は切り捨ててもいい。それくらいに吟味し、あらゆる手を尽くして実現をする。
四次元ポケットのようなWEBサイトをもう作りたいとは思っていません。誰にとっても便利なものは、ほんとうの願望を深く、真っ向から叶えてくれるものではないのですから。
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だから、小さくてもいいけれど、ほしい未来を、身にまとう。「今日は何着ようかな?」くらいの軽やかさであっさりと描き、あっさりと実現する。
そんな毎日はきっと幸せなんだと思います。
つい最近なんだか関わる人や周りの環境に飽き始めてしまっていて、これは自分自身をアップデートするしかないんだろうなと思い立ったら浮かんできたのが、この言葉でした。
衣替え。身も心も軽やかに。冬なんだから。今年も終わるんだから。
2020年を脱ぎ捨てて、2021年を身にまとう。
ただ、それだけでいいんだと思います。
みなさま、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。