Wasei Salonメンバーのみなさんに対してお話を聞かせてもらっているインタビュー企画。

この中でみなさんに聞いている共通質問のなかのひとつに、「大切にしている価値観を3つ、教えてください」というものがあります。

みなさん、それぞれご自身の大切にしている価値観を語ってくださるのですが、意外だなと感じることは一度もなく、「やっぱりそうなんだなあ」と思うものばかりです。

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たとえば、

「いつも笑顔を絶やさない。」

「いつも感謝の言葉を忘れない。」

「家族を大切にする。」

などなど。

たとえそれがどれだけ些細なことであっても、感情に流されることなく、そのひとが強い意志を持って継続していることは、まわりにいるひとにはちゃんと見えていて、常にそのひとの些細な言動からその価値観を感じ取っているんだと思います。

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もちろん、そのことによってすぐに明確な結果が出てくることではないのかもしれません。

でも、いっときの感情に流されず、そんなふうに強い意志に支えられた何かがあると、それは必ず信用につながり、最終的には「何かあれば、この人にお願いしよう」という信頼へとつながっていくような気がするのです。

なぜなら、人間であれば誰しもが、その継続がいちばん難しいことだとわかっているから、です。

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逆に言えば、どれだけ大きなことを成し遂げたとしても、いつも感情に振り回されているひと(本能の奴隷になっているひと)のまわりからは、自然と人が去っていく。

そしてなによりも、その強い意志に支えられてきた継続の結果は、他の誰でもない自分の心の支えになってくれるはずなんですよね。

信念や習慣は、第二の天性であり、自己の磐石な基礎となりうるのはそのためなのでしょう。

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そういえば以前、このブログでピーター・ティールの面接時の質問を紹介したことがあります。

「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」

https://wasei.salon/blogs/bbca6cb0786d

これは言い換えれば、あなたにとってどんな状況下でも続けられる、強い意志を伴った信念(真実)は何か、と聞いているのかもしれません。

時には投げ出したくなるときもあるでしょう。でもこれだけは絶対に投げ出さない、そうやって継続できることは本当の自己の強みにつながっていく。

そのためには、自己の中に明確な指針が存在する必要があって、それを実行するための規律があるひとは、それがたとえどれだけ些細なことであっても、本当に強いです。

きっとピーターティールはそれを見抜いていて、この質問を聞いていたのでしょうね。

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だからこそ僕は、内容がどんなことであれ、本人の強い意志によって支えられた信念を、まずは祝福したい。

逆に言えばこの祝福という行為こそ、僕にとって強い意志を伴って継続していきたいことのひとつなのかもしれません。

そのために、このWasei Salonという場もつくりたかったのかもしれないなあと。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの考えるきっかけとなったら幸いです。