そんな話をすると、決まってよく聞かれる質問が、
「どこかにそのまま定住したいとは思わないんですか?」という質問です。
もちろん、このままこの場所に定住してしまおうかなあと頭によぎることもあります。
いついかなるときでもアグレッシブに動きたいわけではありません。消極的な理由で動きたくない時もあります。
しかし、新たな場所に行くことで、昨日までの自分の消極的な態度が嘘だったかのように、また新たな好奇心に触発されて、心の底から楽しんでいる自分に出逢うのです。
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思うに、好奇心というのは、滞在する場所(環境)さえ変えてしまえば、いくらでも自分の中から溢れ出てくるものだと思っています。
逆に言えば、消極的な姿勢から生まれてくる「ここに留まるべきだ、ここで暮らせ」という現状維持バイアスを、僕は全く信用していません。
それは、走り出すまではあれだけ億劫だったのに、いざ走り出すとどこまでも走ってしまう感覚や、
勉強を始めたら、知的好奇心が一気に刺激されて、面白くなってしまい、ドンドン先に進んでしまうような感覚にも非常に近いです。
どちらも始めるは前はあんなにネガティブだったのに、一歩踏み出した瞬間に180度気持ちが変わってしまい自分でも驚いてしまいますよね。
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だからこそ、ここで改めて強調しておきたいことは、住む場所や環境を変えることの重要性です。
自らの好奇心が刺激される場所に、強制的に身を置いてしまうこと。
あとは、身体が勝手に楽しそうな方向へと足を向かわせてくれます。
そして、それを目一杯楽しむために必要な知識も、勝手に得られるように仕向けてくれます。
自分の努力や、意志の力に頼らずに、環境への変化に順応しようとする自己の潜在能力を最大限活用するようなイメージです。
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「家から出ない、私にはこれが合っている」そんな現状維持の姿勢というのは、あくまで僕にとってはまやかしであり、幻想でしかありません。
旅が好きな人にはきっと共感してもらえる話だと思います。
そして、そんな風に毎日を過ごしていると、時々ふと立ち止まって振り返ってみたときに、今の自己を形成し、自分の中でかけがえのない体験となっていることはすべて、そうやって「動いた」ときだったことに気づきます。
だから今日も、まずは先に動き始めてみる。
明日世界で何が起きて、明日自分が何と出会って感動しているかなんて、誰にもわからないのですから。
そんなこと考える今日このごろです。
いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。