働き方において近年よく議論されているのが、

「属人的な仕事と、非属人的な仕事、どちらがいいのか?」という議論です。

前者は、わかりやすい例だとインフルエンサーのようなお仕事で、自分以外は代替不可能な職業。

後者は一般企業の会社員のようなお仕事で、自分以外の人間でも代替可能な職業です。

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現代は「個人の時代」だと囃し立てられて、非属人的な仕事よりも属人的な仕事のほうが価値が高いと考えられていて、若いひとには人気になりつつあります。

そのほうが人生の充実度は上がり、年収もアップするからだ、と。

しかし、インフルエンサーや有名人のようなお仕事も、決して悩みがないわけではありません。

「社会が自分に対して寄せる期待」と、「本当の自分」との間に乖離が生まれてきて、途端に苦しくなってしまう…。

極端な例ではありますが、近年人気アイドルグループの解散が目立つのは、この「社会からの期待」が大きすぎるゆえなのでしょう。

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そもそもこの「属人的な仕事か、非属人的な仕事か?」という議論は本当に正しい問いなのでしょうか。

メディアで行われる議論は、いつも二項対立で煽ってきます。「どちらがより優れているのか?」という議論に終始しがち。

しかし、現代に生きている人間だったら、どちらの要素も取り入れていったほうがいいと僕は思うのです。

大事なのは、そのバランス。

どれだけお給料が高かったとしても、誰がやっても変わらないような仕事だけに従事し続け、毎日8時間労働するのは辛いでしょうし、

一方で、自分にしかできない仕事を「社会からの期待」を一身に背負いながら、毎日続けるのも同じぐらい辛い作業だと思います。

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だからこそ、自分の中で心地よいバランスを探ってみる。

年間の収入割合で、非属人的な仕事と属人的な仕事の割合が5:5がちょうどいいと思うひともいれば、7:3ぐらいがちょうどいいと感じるひともいるでしょう。

もちろん、収入の割合だけではなく、それぞれの仕事に従事する時間割合で考える方もいるかもしれません。

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そして、こればかりは自分自身で何度もトライアンドエラーを重ねながら、自分にしっくりくる働き方を模索してみるしかない。

そして、どれだけこのトライアンドエラーを重ねてみても、「これで決まり!」とはならずに、自分のライフステージや社会状況によっても刻々と変化してくるはず。

その都度、調整し続ける必要があるのです。

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だからこそ、いまの僕らに必要なことは、自分の心地よい点(バランス)を丁寧に探ってみること。

以前書いたこちらの記事にも近い考え方のお話だと思います。

https://wasei.salon/blogs/eafea927ccb6

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考になれば幸いです。