運が良いと思い込むことは、人生を前向きに生きるための知恵だ。なぜなら、運が悪いと思えば、何を見ても悪い方向に解釈してしまう。人間の認知には「バイアス」があり、自分に都合のいいように物事を捉える癖がある。そして、そのバイアスを通して形成された「スキーマー(認知の枠組み)」が、日々の行動や判断に強く影響を与える。
つまり、どんな行動も、まずは「思うこと」から始まっているわけだ。だったら、「運が良い」と思い込んでしまえばいい。その思いが、自然とポジティブな行動へと導いてくれる。そもそも、健康に生きているというだけで、ものすごくラッキーなことだ。
明石家さんまの言葉を借りれば、「生きてるだけで丸儲け」。まさにそれが真理であり、この世界を楽しむための土台なのだ。何気ない日常にも「運の良さ」を見出せば、世界は少しずつ優しく見えてくる。運の良さは与えられるものではなく、自分でつくり出すものだ。

2025/08/02 12:50