Instagramが流行り始めたとき、それまでテキストコミュニケーションが中心だったインターネット上において、ビジュアル中心でもコミュニケーションを行えるようになった、それが革命的でした。


これまで文章を書くことを苦手としていたひとたちが、その苦手から解放されて、自分が得意とするビジュアル(写真やデザイン)で、他者と自分の想いを共有できるようになったわけです。

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同様に、YouTubeが流行り始めると、テキストやビジュアルも苦手だけど、喋るのが得意なひとたち、特に熱意を持って他者に話しかけることが得意な人たちに、活躍する場が生まれました。

もちろん、従来から存在するテキストサービス(ブログやTwitterなど)は、人前で喋ることが苦手であったり、吃音など何かしらの身体的特徴によってリアルの対人コミュニケーションを苦手とするひとたちを解放したわけです。

このように、新たな仕組みが生まれ、表現の幅が広がることにより、多様な人々が自身のコンプレックスから解放されて、得意を通じて他者とコミュニケーションをはかれるようになります。

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この変化をわかりやすく例えるなら、これまで川を越えて向こう岸に渡るためには、船しか手段がなかった中に、

橋ができて、さらには飛行機で空も飛べるようになったイメージです。

どの方法を使っても、同じように「向こう岸に渡る」ことができるようになったわけですよね。

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何ごとにも必ず目的があって、手段がある。

この場合の目的とは、人間の根源的な欲求であり「他者に伝えたい」「他者と共有したい」という欲求です。

それを阻むものを、素直に取り除いてあげればいい。

それだけで多くのひとは、自発的に羽ばたけるようになるのだと思うのです。

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だからこそ、何かしら新しい仕組みで事業を始める時は、その新たな手段が誰のどんな苦手から解放するのか、そしてどんな得意を発揮させることにつながるのか、を考えてみると良さそうです。

このWasei Salonの例で言えば、ひとつはHSPのような繊細な方々に、クローズドな場の特性を活かして、自由に振る舞える場所として提供していきたいと思っています。



また、コーチングなどに代表されるような「聞くこと」が得意なひとたちに、その得意を発揮する場所として提供できたらとも思っています。

能動的に発信することだけでなく、受動的に聞き役にまわることによって、他者と円滑にコミュニケーションをはかる方もいるわけですから。

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つまるところ、新しい仕組みとは「対岸に渡りたくて困っているひとを、ただただ助けること」なのかもしれません。

そんなふうに考えると、また新たなアイディアが降ってきそうだなあと思う今日このごろです。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらのアイディアのきっかけとなったら幸いです。