先週末、こんなツイートをしてみました。

なぜ、少し時期がズレるのかと言えば、移住先を決めて実際に引っ越すまでに約1年程度、そこから商業可の物件などを見つけて実業を開始するまでにまた1〜2年程度かかるから。

そうやって各地で移住者のお店などがスタートし、メディアがそれを取材するようになれば見え方はまたガラッと変わってくるはずです。(メディアは、写真や映像にできる目に見える箱がないと取材しにくい)

この時に実際に行動しているひとたちは、アーリーアダプター層であって、その様子をメディアが報じて、さらに「自分にもできるかもしれない」と移住してみようとする人たちが、あとに続くようになるはずです。

そう考えると、311のムーブメントは2016年あたりに大きな流れができていたように、今回も2024〜25年あたりに大きな流れが来そう。

そして、ここが一番重要だと思うのですが、311きっかけの時とコロナきっかけの今の一番の違いは「若者の質」だと思います。

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311のときは、都会暮らしの明確なカウンターカルチャーとして、自然派でヒップな感じの昭和生まれ世代が中心でした。

でも、今回移住している若者たちは、メインカルチャーで育った平成生まれ世代が中心となっている。この違いはかなり大きいかと思います。

では、具体的には何が違うのか。

昭和世代は、全般的に「差別化」の文化だと感じています。それゆえに排他性も自然と強くなっていく。「あいつらと、俺らは違う」そうやって二項対立を意図的につくり出して、自分たちのアイデンティティや結束力を高めてきました。

だから、基本的に内と外の概念が非常に強くなる。外からやってきたひとに対して、どこか斜に構えて迎えている雰囲気があるのと、大都市圏や他の盛り上がっている地域の悪口なんかも、よく耳にします。

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その昭和世代の気質自体が、悪いとは決して思いません。いま、30代後半〜50代前半ぐらいのひとたちのそんな「負けん気」の強さが、現在のローカルのトレンドをつくってきてくれたと思うから。

ただし、新しい若者が入って行きづらい雰囲気となってしまい、その差別化の文化が新たな参入の障壁となってしまっている地域が多いのも事実だと思います。

一方で、平成生まれ世代の若いひとたちには、差別化の文化の感覚はあまりない。彼らから、そのような排他性を感じたことはほとんどありません。

特にローカルに興味を持つような若者は、心の構造や積んでいるOS自体がまったく異なるように感じさせられます。

この違いが、これからのローカルのトレンドにおいて地味にかなり大きな変化を生み出すだろうなあと個人的には思っています。

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2000年生まれの若者たちが、今年で22歳となり、いよいよ社会人になってきます。

2025年には、いわゆる「団塊の世代」が全員75歳以上となり、後期高齢者となってくるので、上の世代の抜け方もガラッと変わり、人口動態も大きく変化して、各地の政治状況も様変わりするはずです。

だからこそ、ここからの10年の変化は、ものすごく期待できる。

いま地方創生の文脈で盛り上がっている地域とは、まったく異なる地域もこれから盛り上がってくることでしょう。

そう考えると、ここからがいよいよ本番と言えるのではないでしょうか。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。