木津(https://twitter.com/ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
最近住んでいるシェアハウス内で密かにブームになっているのが、トランプゲームの『ハーツ』です。
今日は、トランプゲーム『ハーツ』のルールとその異常な面白さについて、少し書いてみようと思います。
ルールは頑張って書いていきますが、テキストだけだとどうしても理解しにくい部分もあると思うので、是非ご家族ご友人と一緒に遊んでみてください。
▼トランプゲーム『ハーツ』のルール
トランプゲーム『ハーツ』は、3人から5人でプレイするトランプゲームです。
標準は4人プレイで、3人または5人でプレイする場合はルールが少し変わるので、ここでは4人プレイを想定してルールを説明します。
■■ゲームの準備■■
ゲームでは、ジョーカーを除く52枚のカードを使います(3人の場合は「♠︎2」を除く51枚、5人の場合は「♠︎2」と「♦️2」を除く50枚)。
まずはゲームの準備として、ゲームで使う全てのカードをプレイヤーに配ります(4人プレイの場合は1人13枚ずつ配られる)。
■■ゲームの進行■■
ハーツでは、1つのラウンドが以下の順番で進行していきます。
①「親」が手札から好きなカードを出す。
②他のプレイヤーが時計回りに「親」と同じマークのカードを出す。
③もっとも強いカードを出したプレイヤーが場のカードを総取り。
④もっとも強いカードを出したプレイヤーが「親」となり次のラウンドへ。
⑤①に戻る(全ての手札がなくなるまで続ける)。
以下、詳細です。
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ゲーム開始時は、「♣️2」を持っているプレイヤーが「親」となり、「♣️2」を場に出してゲームをスタートします。
次のプレイヤーは、場に出ているのと同じマークのカードを手札から1枚出します。
(ここではクローバー♣️が場に出ているので、2番目以降のプレイヤーは全員♣️を出さないといけません。)
4人全員が場にカードを出したら、そのラウンドは終了です。
もっとも強いカードを出したプレイヤーが、場に出ている4枚全てのカードを獲得し、手札とは混ぜずに自分の前に置いておきます。
尚、このゲームにおいてもっとも強いカードは「A」です。
もっとも弱いカードは「2」。
カードのマークに強弱はありません。
1つのラウンドが終わったら、そのラウンドの勝者が「親」となり、手札から好きなカードを1枚出して、次のラウンドがはじまります(親はラウンド毎に変わります)。
2番目以降のプレイヤーは、親が出したマークと同じマークのカードを出さなくてはなりません。
ただし、親の出したマークが手札にない場合に限り、それ以外のマークのカードを出すことができます。
親と異なるカードを出した場合は、どんなに強い数字を出したとしても、そのラウンドの勝者になることはできません。
例)以下の場合、プレイヤー3がその場を総取りし、次のラウンドの親となります。
プレイヤー1「♦️4」(親)
プレイヤー2「♥︎Q」
プレイヤー3「♦️10」←勝者
プレイヤー4「♦️6」
(プレイヤー2は「♦️」が手札にないため、「♥︎」を出した。数字だけ見るともっとも強いのは「♥︎Q」だが、親と異なるマークでは勝てないので、このラウンドにおける勝者は「♦️10」を出したプレイヤー3となる。)
■■ゲームの終了と得点計算■■
ラウンドを繰り返していき、全てのカードがなくなったら1ゲームが終了。
得点計算に入ります。
ハーツの得点は、以下のようになります。
全ての「♥︎」 → −1 点
「♠︎Q」 → −13点
つまり、『ハーツ』にはマイナスポイントしか存在せず、ラウンドで勝てば勝つほど、負けに近づいていくゲームです。
ゲームを何回か繰り返していき、誰かのマイナス点の合計が100を超えた時点でゲーム終了、もっともマイナス点の少ない人が勝利です。
■■特殊なルール■■
最後に2つだけ、少し特殊なルールがあるので、それを追記します。
まず1つ目。
「親」が最初にカードを出す際には、「♥︎」や「♠︎Q」といったマイナス点のカードを出すことはできません。
「♥︎」や「♠︎Q」といったマイナス点のカードを出せるのは、自分以外の「親」が出したマークを、自分が持っていない時に限ります。
ただし、一度「♥︎」や「♠︎Q」といったマイナス点のカードが場に出てからは、「親」はマイナス点のカードからラウンドをスタートさせることができます。
次に2つ目。
全てのマイナス点を獲得した場合、そのマイナス点は自分ではなく、他のプレイヤーに加算されます。
(全ての「♥︎」と「♠︎Q」を獲得すると、合計「-26点」になりますが、このマイナス点は自分以外の全てのプレイヤーに加算されます。この時、自分にはマイナス点がつきません。)
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ルールは以上です。
一生懸命書いてはみたんですが、『ハーツ』はそもそもかなり"掴みにくい"ゲームで、よっぽどゲーム慣れしていない限りテキストだけだとピンとこないと思うので、是非何回か遊んでみてください。
▼トランプゲーム『ハーツ』の異常な面白さの解説
さて、すでに読んでくれている方の90%以上を置き去りにしている自覚があるので、面白さについてはごく簡単に書きます。
トランプゲーム『ハーツ』の面白さを簡潔に伝えると、何と言ってもその奥深さです。
僕はかれこれ10回以上『ハーツ』をプレイしているのですが、まだまだゲームの本質が見えていません。
やればやるほど新しい気付きがあり、やればやるほど新しい勝ち方が見える。
他者に狙いを悟られないようにする「読み合い要素」もあるし、どのカードがすでに出たかをカウンティングする「理詰め要素」あり、また配られるカードによってそのゲームでの戦い方が変わるので、「運要素」もいいバランスで入ってきます。
面白さは僕が保証するので、ぜひ遊んでみてください。
▼終わりに
以上です。
ここで面白さについて細かく書いていくのはとても難しいのですが、『ハーツ』というゲームは、ゲーム終了時に「語りたくなる」ゲームです。
自分が何を考えてそのカードを出したのか。
他のプレイヤーについてどういう読みをしていたのか。
そういう「思惑を語りたくなる」ゲームを僕は良いゲームだと思っています。
またきてね!