2軒横のおばんざい屋さんが、お店を閉めたそうです。
お店には足を運べていなかったですが、毎朝「おはよ!寒くなるらしいね!」くらいの挨拶を交わしていました。

店主の方が来て、
「お兄ちゃん、お花いらん? たくさんもらってなあ」
と言ってくれたので、少しもらいに行き、店内に入ったときに聞いた「40年間、疲れたわ」と。
毎晩ここで地元の人たちが楽しんでいたんだなと思うと、いろんな人の大切な場所になっていたんだなと感じました。

まだ30年も生きていない僕からしたら、40年間お店を続けることは、とてつもない数字に思います。
近所のお弁当屋さんも30年。80歳で「今が一番忙しい」と言いながら、毎日笑顔で営業しています。

さっき読んだ記事に、
「コーヒーというモノをつくって売ることだけではなく、来てくれた人のコーヒーと一緒に過ごす時間を、どうハッピーにさせるかがコーヒー屋の仕事だと僕は思います。」


と書いてあって、本当にそうだよなあと。
大先輩方は、この土地でみんなをハッピーにしているんだなと、しみじみ感じています。

自分もコーヒーを通して、どれくらいの人をハッピーにできているのかなと、毎日考えている気がします。
その人をハッピーにするのはコーヒーじゃないかもしれないし、焼き菓子かもしれないし、それこそ商品じゃないかもしれない。

お店にこんなものを置いてほしい、コーヒーと一緒にこんなものを食べたい、などあれば気軽に言ってくださいね。
そうやって一緒にお店をつくっていくことを、改めて大切にしたいなあと思いました。

そんなことを感じた、ここ最近でした。