過去にこんな記事を書いたことがあります。

参照:今の自分を置き去りにする。 https://inkyodanshi21.com/blog/14180/ ‬

この時は漠然と「今の自分を置き去りにすることって大事だなあ」と思っていました。

最近は、それがなぜなのか?

だんだんとわかってきた気がします。

今日はそんなお話を少しだけ。

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人間、生産活動をしているときには必ず何か比較対象物が必要になってくる。

それは「目標」と言い換えてみてもいいかもしれません。

このとき、もし過去の自分がつくり出した成果物がなければ、自然と比較対象物が「他者の成果物」になってしまうんですよね。

それが健全なライバル意識のうちであればいいのですが、一旦勝てないとわかると、『すっぱい葡萄』の逸話のように、ルサンチマン(嫉妬)に変化してしまう。

その結果、人生の多くを他者批判の時間に使ってしまうようになるのだと思います。

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この点、今の自分を置き去りにし、過去の自分がつくった成果物がこの世に存在すれば、自然とライバルは「過去の自分」になってきます。

超えられそうで、超えられない、一番ちょうどいいハードルが目の前にドンドンと置かれるわけですね。

そうやって、過去の自分と対峙し、夢中で真剣勝負をやっているうちに、他者の成果物に対する妬みや僻みという感情は自然と浮き上がらなくなってくる。

そのためにこそ、今の自分を必死で置き去りにして、将来の自分のために「敵」をつくり出し、最大のライバルに仕立てあげるべきなのだろうなと。

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他者に愚痴を言いそうになったら、今の自分ができる目一杯のパフォーマンスで、最高の成果物を生み出す。

それを超えられるように、明日も全力で取り組んでいく。

精神面のヘルシーさを担保するために、今の時代において、とっても大切なことだと思います。

今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても何かしらの参考になったら幸いです。