@鳥井弘文 さんの企画で、初めてイケウチオーガニックさんのタオルを使わせてもらうことができたので、極上のタオル体験を共有できればと思います。
タオル暦
*人生でタオル暦を振り返ったことは初めてです笑
・実家にいたときのタオルは玉石混合だった
・一度、今治タオルを家族のギフトとして贈り、自分でも使ったことがある
・2年前に一人暮らしを機に無印良品のタオルで揃えた
あまり、これと言ったタオルへのこだわりはなく(あんまりふわふわなタオルは好きじゃない)、とりあえず色さえ揃ってたらいいかくらいでした。
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いざ、届いた荷物を開封してみると、風呂敷に丁寧に包まれたタオル。なんて素敵なんだと感銘を受けていると、実は、デフォルトではなく鳥井さんがわざわざギフトとして選んでくださったものだったんです。
風呂敷に包まれたタオルは「贈りもの顔」をしているのがいいなあと余計なことを考えます。なんでもオンラインで贈(送)ることができるようになった現代、意外と贈りものも、オンラインショッピングで買ったものも似たような顔をしていることが多いと思いませんか。
そして、わたしも、誰かにギフトを贈るときは、やっぱり「贈りもの顔」におめかししたものをプレゼントしたいなあなんて嬉しいサプライズでした。
ちなみに、風呂敷の隅までかわいいです。
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タオルに対面するまでにすでに感動体験を味わってしまったわたしですが、もちろんタオルもいいんです。むぎゅっとしたくなるタオルというんでしょうか。ふわふわではなく、もっちりした感触。あと、おろしたてのタオルによくあるケバケバした細かい繊維が宙を舞うようなこともなかったです。
タオルに全く詳しくないですが、手の込んでそうな毛先です。手持ちのタオルと比べてみると、このループ状になっているのは当たり前ではないんですね。人生で一度もタオルの種類について調べたことはなかったのですが、どうやら、ループパイルとカットパイルという違いがあるんですね。
何千回と使ってきたであろう身近なタオル。適当に使っていてごめんねという気持ちが湧きました。
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ちなみに、家で数回使ったあと気付いたのですが、お風呂に入るのがちょっと億劫でなくなっていることに気付きました。冬、寒くて嫌になるので、とてもありがたいです。
そんなこんなで、家にいいタオルがある生活は過ぎていき、たまたまホテルに泊まるタイミングがありました。いつもは、やっぱりホテルいいなあって感じだったのが、なんか違和感。
「あれ、タオルがなんかモケっとしている」。あのビジネスホテルに置いてある重めのタオルです。あれはあれで悪くはないんですが、タオルの違いに気付けるようになったことに驚きでした。
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そういえば、この話を知人にしたところ「タオルってかつてはもっと贈答品だったんだよね」という話題になりました。たしかに、タオルのギフトって贅沢だなとわたしは感じましたが、親世代では、引出物などでいただいたタオルが家にたくさんあった記憶があります。あと、粗品と書かれたタオルでしょうか。実家は、地理的に泉州が近いので「泉州タオル」なるものをいただいていたような気がします。
さいきんだと、インテリアに合わないなどの理由から、食器やタオルなど形に残るものは敬遠されるのでしょうか。とはいえ、なんだか消え物ばかりも悲しいですよね。そのような想いのうえで、イケウチさんのタオルなら、すこし勇気を出して贈りたくなるなと思えるものになりました。
そして、当たり前の生活の所作に気持ちを傾けてみようと思える機会をいただき、ありがとうございました。