無拠点生活を始めてから、半年以上が経ちました。

最近は、ホテル暮らしをしています。

この半年間、住まい方だけでなく、情報の触れ方も変えてみようと思い、2019年までの情報の触れ方とは180度変えてみました。

具体的には、SNSのタイムラインを一新し、断片的な情報が飛び交っているところには、なるべく近づかないようにしてきました。

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思うに、みんなが情報に振り回されている場で、「一人だけその情報に反応しない」なんてことは不可能です。

みんながイエスと言っている場所で、ひとりだけノーと言うことと同じぐらい難しい。

そう考えてみると、そのような場所に近づかないことが一番です。

そして実際に、半年ほど情報を遮断してみて気づいたことは、何も問題(影響)がないということ。

たしかに、最初は自分だけが知らないことなどがあり、特にニュースにはならない友人の情報などは全く追えなくなりました。

でも、それを知らなくても一切困ることはなく、焦るのは自分心だけだったりします。


そして、相手からすれば、僕が知らなくても当然のことだったりします。

参照:「察して文化」がより複雑化した現代に思うこと。 | Wasei Salon https://wasei.salon/blogs/649cd9db4355

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また情報を遮断してみて驚いたのは、身体の変化です。

最初のうちは、砂糖やアルコールを絶ったときと同じような状態となり、無意識のうちに渇望感が湧いてきて、身体が拒絶反応を示すことにも驚きました。(体調不良や、軽い鬱状態など)

でも、その山を一度超えてしまうと、このほうが何倍も快適で、頭が冴え渡ってくる感覚を得られるようになったのです。

そして、書籍や映画など、しっかりと作り込まれてまとまった情報にゆっくりと触れられるようになってくる。

自分の意志で情報と向き合い、それをコントロールできている状態に近づきます。

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また、情報遮断の効能は他にもあって、極端なものが途端に目立つようなってくるのです。

これは粗食を繰り返すことで、外食の味が際立つことにも非常によく似ているのかもしれません。

参照:いつもの自分を取り戻すための儀式。 | Wasei Salon https://wasei.salon/blogs/94d471071c1f

具体的には先日、サウナ内のテレビでバラエティ番組が流れていました。

その番組に出演していた某キー局の有名な局アナさんが、かなり極端なリアクションに変わっていたのです。

僕がテレビを日常的に見ていた頃から活躍している方だから、もう10年以上も前から第一線で活躍している方だと思います。

ただ、そのリアクションは10年前とは全くの別人。

しかし、本人はきっと気づいていないでしょう。

そして、テレビを見続けてきた方もきっと違和感のないものに映っているのだと思います。(徐々に変わってきたと予想するため)

でも、僕にとってはものすごく大きな違和感がありました。

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情報や食事など、自分の意思でまた再開できる事柄は、自分の意思で一度完全に絶ってみることをオススメします。

そして、自分の身体(意識)で判断してみる。人体実験をするような感覚で。

誰かの正しそうな言葉に騙されて、AとBを比べもせずに、実行し続けないこと。

特に今は、コロナの影響で世の中がガラッとかわろうとしているタイミングです。

コロナ前の世界で活躍していたひとたちが、コロナ後の世界でも同じように活躍するかどうかは、全く別の話。

むしろ、コロナ前の世界でレバレッジを効かせて活躍していた方々の中には、自分の立場が危うくなってしまっている方も多いでしょう。

どうにかそのことがバレないように、言葉巧みなポジショントークで世間を納得させようとしてくるはずです。

その発言を受けて「この人が言っていることだし、そんなものなのかなあ…。」と鵜呑みにしないこと。

本当に大切なことは、自分の身体を通じて獲得するほかありません。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの気づきにつながれば幸いです。