そのため、豪華なゲストを呼んでみたり、具体的にすぐに結果を出せる方法などを提供しようとしてしまいがち。
結果として、知らず知らずのうちにドンドン提供する情報が先鋭化していってしまいます。
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「参加しているメンバーからお金をいただいているのだから、有益な情報を届けるよう努めるのは当然だろう…?」
そう思う方もいるかもしれません。
でも本当に今の時代に、多くの方々が求めているものは有益な情報なのでしょうか。
僕は違うと思っています。
本当に求められているのは、有益な「機会」のほう。
学習意欲があり、自分で学ぶこともできる人にとっては、かの有名な「重要だけど、緊急ではないこと」に取り組める、そんな機会を得たいと願うひとが大半なのではないでしょうか。
これは言い換えると、有益な「問い」とも言えそうです。
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常に上からありがたい情報(答えらしきもの)が降ってくるのではなくて、自分の内側から自然と考えが溢れ出てくるような、そんな呼び水となってくれるような問いとの出会い。
そして、その問いに真摯に向き合い、考え続けるための時間。
そんな一連の行為を心の底から楽しいと思える環境であれば、ひとはお金を出してでも参加したいと思えるはずです。
少なくとも僕にとってのオンラインサロンとは、そのような機会を増やすための場です。
そして、このような機会が増えれば増えるほど人生はより豊かになっていくと実感しています。
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思うに、有益な情報というのはこの時代、もうほとんど全てが無料で読めてしまいます。
「理解しやすい、体系的にまとまっている」など伝わり方の部分さえ度外視してしまえば、もうこの世に無料で公開されていない情報なんて、国家機密ぐらいなのではないでしょうか。
だからこそ、これからは有益な機会を得るために、ひとは時間とお金を使うようになると思います。
体験の価値が高まっているのも、きっと同じ道理からなのでしょう。
そんな時に、僕ら運営側はそのための関係性づくりや、場づくりに本腰を入れていかなければならない。
全ての事象は、何かと何かの「関係性」の中からしか生まれてこないのですから。
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株式会社Waseiが掲げている「より幸せで納得感のある生き方を。」というモットーに照らし合わせて、
どんな関係性がそこに存在すれば、更により幸せで納得感のある生き方に近づけるのか?
それをこれからも必死で考え続けていきたいと思っています。
今の仮説は、安心安全が担保された空間の中で、参加メンバー同士でお互いに意見をぶつけ合い、真剣に相手の意見に耳を傾けながら、自分以外の他者を尊重した上で議論できること。
しかもそれは、巷で言われているような「ライバル関係」のようなものではなく「嫉妬しなくてもいい、拗ねなくていい」そんな本当の意味での切磋琢磨できる関係性であることが求められているのだと思います。
このWasei Salonがそんな場になるように、これからも精魂込めて全力で運営に取り組んでいきたいと思います。
いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。