それは「オンラインサロンの発起人は、良くも悪くも、そのサロンで掲げたコンセプトに強く引っ張られてしまう」ということ。
掲げたコンセプトに対して自然と自分の意識が向かってしまうこともそうですし、メンバーとコミュニケーションをとっている中で、その関係性の中において発起人(オーナー)としての自己が規定されていくということでもあります。
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僕自身、このサロンを始めてからより一層、Wasei Salonのaboutページに書いてあるような「5つの価値観」に引っ張られている自分に、たびたび気づかされました。
良くも悪くも、僕の中でこの一年を通して大きく変化したことのひとつです。
だからこそ、僕らのような人間は、常にこのことに対して自覚的でならなければならないなあと強く思います。
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この「自己が定めたものに引っ張られる現象」は、何もオンラインサロンに限らず、自分で何か「名称(屋号)」や「コンセプト」を掲げた場合には、いつもつきまとう問題です。
僕が、一番最初にそれを自覚したのは「隠居系男子」というブログ名でした。
次に「Wasei」という会社名であり、「灯台もと暮らし」という自社メディア名もそう。
それぞれについてここで語り出すとかなり長くなってしまうので、詳細について書くことは避けますが、
それまでの自分が、漠然と「こうありたいなあ」と思っていたことを旗として掲げることによって、一気にそちらに傾いていく。
追い風を受けて、みるみるうちに加速し、そちらの方向へと舵を切って、自分では制御できないほどのスピードで進んでしまうようなイメージです。
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この現象は、それ自体が良い悪いという話ではなく、そういうものなのだと理解して、何事も決断したほうがいい。
これは「複利」の仕組みにも非常によく似ていて、雪だるま式に増えていく感覚に近いです。
「複利」それ自体は、良いものでも悪いものでもありませんよね。
資産を増やすために「複利」の仕組みを使えば、天国にもなるし、借金のために「複利」の仕組みを使えば、地獄にもなる。
それと非常によく似ています。
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だからこそ、「名前」や「コンセプト」なんて外見上の問題であり、キャッチーなものを掲げておけばいいなどと思わずに、
常にこの仕組みと、それが自己に及ぼす多大なる影響について自覚的でありたいなと。
その旗は、あなたの身を滅ぼす呪いにもなり得るし、あなたの身を助け、今とは全く別の世界に連れていってくれる旗にもなり得るわけだから。
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今日のお話は、一言でまとめると「名は体を表す」という格言に尽きると思いますが、
まわりの環境や状況に左右されやすいと自覚がある方ほど、常に意識してみるといいのかなと思います。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。