今、コロナウィルスの影響をいち早く受けているひとは、ザックリと人口全体の2〜3割程度だと予想します。
大企業の正社員の方々や公務員の方々は、健康的にも経済的にも、特に大きな影響を受けておらず「在宅勤務になってむしろ楽になった」と思っている方も多いのかなと。
そんな状況にいるひとたちからすると、今もろにコロナの影響を受けている飲食店の方々や、対面接客を必要とする業種の方々は、とても可愛そうなひとたちに見えるのではないでしょうか。
しかしそれは、やがて自分たちのもとにも津波がやってくる高台から、いま飲み込まれている海岸のひとたちを見ながら「可愛そう…」と言いつつケータイで写真を撮っている、そんな状況と同義なのかもしれません。
今日はそんなお話を少しだけ。
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思うに、今は公衆衛生的にも経済的にも、国家が緊急避難的に支えてくれているから、多くの国民に大打撃がないだけであり、波それ自体が消え去っているわけではありません。
あくまで、これから来る大きな波を先送りしてくれているだけのことです。
この津波は、かなりの高確率で、僕ら全員を飲み込んでいくでしょう。
ウィルスによる健康被害もそうですし、その影響を受けた経済の波も、遅かれ早かれ全員を飲みこんでいき、この波の影響を受けないひとは誰一人もいない状態となるはずです。
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その時のためにも、僕らは今から自分の健康状態を健やかに保ち、免疫力を高め、そして経済的にも「すってんてん」になっておく必要があるのだと思います。
具体的には、毎日の食生活を見直し、自分の持ち物(資産、事業、所有物)、そして人間関係も徹底的に見直して整理しておくこと。
そのときがいつ来たとしても、慌てなくて済むように。
できる限りダウンサイジングして、少しでも身軽になっておくことが、これからより一層重要になってくると本気で思います。
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思うに、世界が全く新しいルールに変わろうとしているとき、そのルールをいち早く理解して把握し、最適化したうえでゼロスタートを切れたひとたちから順番に這い上がっていくはずです。
今、すでに荒波の中で揉まれているひとたちは、否応なしに強制リセットがかけられている状態です。
新しいルールに適用せざるを得ません。
つまり、いま「自分は大丈夫」と思っているひとが、実は一番危ない状況にいるのです。
「どうせまた、以前のような世の中が戻ってくる。それまでは家で黙って待機していればいい。」
そう思っているひとたちが、2020年の年末ぐらいからやってくる遅くて大きな波に飲み込まれ、周回遅れ状態で強制リセットをかけられ、そこで初めてゼロスタートを切ることになるのでしょう。
そのときにはもう、這い上がっているひとたちは這い上がり始めているわけです。
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「自分の仕事は安定しているから、大丈夫」
そう信じて安心するのではなく、なるべく早い段階で新しいルールがどんなものなのかを積極的に把握しに行き、そのルールに最適化した状態に自己の装備を一新しておく。
そして自らの意志で、できるだけ早くゼロスタートを切ること。
それがこれから、何よりも重要になってくるのだと思います。
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あと1ヶ月、長くても3ヶ月、それ以内にしっかりと準備できるかどうかが、今年の年末の自分自身を助けてあげれるか否かの分かれ道になるのかなと思います。
振り返ったときに、まさに今がボーナスタイムだったと気づくはずでしょう。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。